排泄物語

遠征バスの渋滞で、エースの先輩が動けなくなった日

投稿者: マネージャー歴4年目2分で読めます閲覧 1,3134.3(6件)

体育会ラクロス部でマネージャーをしてます、大学4年です!これは去年の秋リーグの遠世の帰りに起きた、部内で今も語り継がれてる事件なんです!あの日の記憶は、僕の大学生活で最も印象的なものになってしまいました。

試合会場から大学まで、貸切バスで2時間の予定だったんですけど、高速で事故渋滞にハマって全然動かなくなっちゃって。うちのバス、トイレなしなんです。で、4年のエースの先輩(女子です、いつも試合中は誰よりも冷静な人なんです)が、試合後にスポドリをがぶ飲みしてたんですね。その時点で、彼女の膀胱は既に危機的状況に向かい始めていたんだと思うわ。

渋滞1時間目くらいから先輩の口数が減って、2時間目には窓の外だけ見て微動だにしなくなって。膝の上で両手をぎゅっと握ってるのが見えました。私、隣の席だったんで「先輩、もしかして」って小声で聞いたら、「喋らせないで。集中してるから」って言われました。試合中より真剣な顔でした!その表情は、相手ディフェンスとの対峙より、内部の敵との戦いなんだと分かりました。時折、眉間にぐっと力が入るのが分かって、こっちまで緊張しちゃったんです。

その波は何度も繰り返されました。5分の静寂、2分の激しい動揺、再びの静寂。その周期が段々短くなっていく恐怖。先輩の肩も、最初は軽い震えでしたが、2時間を過ぎた頃には明らかに大きな振動に変わってました。汗の玉も、額からこぼれ始めてました。

バスは相変わらず動きません。カーナビはまだ「到着予定時刻 あと55分」と冷酷に告げていました。その間、先輩の内臓との戦いは続く。その我慢の長さ、深さ、その壮絶さが、試合での彼女の精神力と同じレベルなんだと感じました。

結局SAに入れたのは渋滞から2時間半後で、先輩はバスが停まる前にドアの前に立って、開いた瞬間に全力ダッシュしました。ディフェンスの時より速かったって、みんな言ってます。バスの中、みんな息を呑んで見送ってました。私も心臓がドキドキしてたの、正直に白状します。その走り方には、もはや人間の優雅さはなく、純粋な本能と必要性だけがありました。

トイレから戻ってきた先輩の晴れ晴れした顔、優勝した時より輝いてました!ちなみに間に合ったかどうかは、先輩は「ノーコメント」って言ってます。ジャージのズボン、微妙に色が違って見えたことは、私の胸にしまってあるんです!あの日以来、遠征バスには必ず簡易トイレセットを積むことになったのも、部の伝統として今も続いてるんです。先輩の名誉のために、詳しいことはこれ以上書かないでおきます!

― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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