春のイチゴ狩りと遠いビニールハウス出口
うららかな3月の午後1時半頃、郊外の有名なイチゴ農園のビニールハウスでのことだ。気温はハウス内で25度と温かく、甘いイチゴの香りが満ちていた。私はカメラを手に、ハウス内の写真を撮影していた。……その時、近くの畝の端で立ちすくんでいた女性が目に入った。
年齢は20代半ばの女子大生風。薄いピンクのカーディガンに、白いレースのロングスカートを穿いていた。足元は歩きやすいフラットシューズで、小さな巾着バッグを持っていた。最初は友達と楽しそうにイチゴを食べていたが、突然下腹部を押さえるようにしてその場に直立不動の姿勢で固まった。
彼女の様子がおかしいのはすぐに分かった。 両足をぴったりと揃え、もじもじと内ももを激しく擦り合わせるようにして小刻みに身を捩っているのだ。 ハウス内で食べた大量 of 水分を含んだイチゴが、急激な尿意を引き起こしたようだった。 顔からは完全に血の気が引き、額には細かい汗がにじみ、唇を噛みしめて痛みに耐えている。
農園 of 受付にある簡易トイレまではビニールハウスを出てから約200メートル離れていた。その密閉されたハウスの畝の奥という逃げ場のない状況が、彼女をさらに焦らせていた。 見てはいけないと思いつつも、彼女のスカートの上から両手で股間を必死に圧迫する仕草から目が離せなくなり、私の心臓はドクンと激しく脈打った。
尿意の第ニ波が彼女を直撃した。 「んん……」と喉の奥で息を漏らし、彼女はシューズのつま先を交互に浮かせながら、括約筋を極限まで引き締めている。 友達が心配して声をかけるが、彼女は涙目のまま首を激しく横に振るだけで、一歩も動けないようだった。
ついに限界に達したのか、彼女は友達の制思(制止)を振り切るようにして畝を抜け出したが、歩くたびに腰が引けている。お尻をかばうように極端な内股のまま、ビニールハウスの裏手の暗い防風林の茂みへと長るようにして消えていった。 今でも春のイチゴ狩りに行くたび、あの時の彼女の限界の表情と、ハウスの裏に消えていった切迫した気配を思い出して胸が苦しくなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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