排泄物語

立ち飲み屋の帰り道

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード1〜50)1分で読めます閲覧 7404.0(4件)

夏の夜10時過ぎ、私は会社の先輩たちと人気の立ち飲ノみ屋でビールを飲んだ後、駅までの帰り道を歩いていた。ビールジョッキを何杯も空にしたため、最初の異変は歩き始めてすぐに訪れた。下腹部がギューッと重くなるような、急激な尿意だった。

「駅まで歩けばトイレがあるから大丈夫」と自分に言い聞かせ、先輩たちと並んでアスファルトの上を歩いていた。

しかし、歩く振動がダイレクトに私の膀胱を刺激する。歩く歩幅が徐々に小さくなり、お腹に響かないようにすり足のようになっていく。先輩たちが楽しげに話している会話も、今の私にはノイズにしか聞こえない。

尿意は容赦なく押し寄せ、第二波、そして最大の第三波が襲ってきた。

私は歩道で立ち止まりそうになるのを必死で堪え、内ももをすり合わせるようにして歩き続けた。冷たい汗が首筋を濡らし、全身が鳥肌で覆われる。あと信号を二つ渡り、高架下をくぐれば駅だ。しかし、その距離がまるで砂漠の真ん中を行くように遠く感じられた。

ここで漏らしてしまったら、明日からの会社での立場がすべて失われる。その恐怖が私を限界まで追い詰めた。

恥ずかしさと焦りで頭の芯がカアッと熱くなり、心臓の鼓動が激しく体を揺らす。

ようやく駅の改札内に入り、女子トイレの個室に駆け込んだ。便座に腰を下ろし、熱いものを一気に解放した瞬間の、あの全身がとろけるような心地よさは今でも忘れられない。

今でも夏の夜に立ち飲み屋から駅までの道を歩くたび、あの時の冷や汗と、ギリギリで耐えながら歩いたアスファルトの匂いを思い出して股の奥がすくむ。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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