晩秋のビアガーデンの罠
晩秋の夜 8時半、私は友人たちとテラス席のビアガーデンにいた。寒さをしのぐためにテーブルにはコタツツが置かれていたが、冷たい秋かぜが絶えず吹き抜けていた。温まるためにホットアルコールを何杯も飲み、盛り上がっていた。最初の異変は、急激に訪れた強い尿意だった。
「コタツから出ると寒いし、誰かが行くまで待おう……」という甘い考えが私を縛った。
しかし、アルコールの強力な利尿作用で私の膀胱は瞬く間に限界に達した。冷たい汗が全身から吹き出し、体中に鳥肌が立つ。コタツの中で、私は両脚をきつく交差させ、内ももをぎゅっと擦り合わせた。
尿意は波のように押し寄せ、息をするのも苦しい。ここで漏らしてしまったら、私の生活は終わるという絶望感が私を支配した。
恥ずかしさと焦燥感で心臓の音が異常に大きく聞こえ、喉の渇きがさらに私を苦しめた。コタツから出る勇気がなく、ギリギリまで我慢を続けてしまった。
ようやく全員が席を立つことになり、私は下腹部の衝撃でその場に固まってしまった。
私は不自然な内股のまま、トイレへ急いだ。個室に入り、ようやく用を足せたときの、あの全身の力がとろけるような解放感は今でも忘れられない。
今でも冬のコタツに入るたび、あの時の冷や汗と、コタツの中で震えていた自分の脚を思い出して股の奥がすくむ。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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