排泄物語

締めラメン屋の罠

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード1〜50)1分で読めます閲覧 3573.5(2件)

秋の深夜11時半、私は飲み会の締めとして、深夜まで営業している人気のラメン屋にいた。ビールを飲みながら激辛の坦々麺を食べ、スプを飲み干していた。最初の異変は、ラーメンを食べ終えてお会計を待っている時に訪れた、お腹の奥がギュルギュルと鳴る激しい便意だった。

「ここでトイレを借りるのは恥ずかしいし、早く帰ろう……」というプライドが私を縛った。

しかし、お腹の中で辛いスパイスとビールが限界に達し、のたうち回るような便意の第一波が容赦なく押し寄せた。私は冷静を装ってお会計を済ませながら、両脚をきつく交差させ、お尻に力を込めて耐え忍んだ。冷たい汗が背中をタラリと流れ、全身に鳥肌が走る。

便意の波はさらに強力な第二波、第三波となり、お腹の鈍痛が私を支配する。一歩でも歩けば決壊するという極限の恐怖。

恥ずかしさと焦燥感で心臓の音が異常に大きく響き、頭の中は「早く家に着いて」という祈りだけになった。

なんとか駅の多目的トイレに駆け込み、滑り込むように個室に入った。

便座に腰を下ろし、すべてを排出した瞬間の、全身の緊張がほどけるような解放感は一生の思い出だ。今でもラーメンの香りを嗅ぐたび、あの時の冷や汗と、レジの前で必死に耐え忍んでいた自分の極限の我慢を思い出して股の奥がツンとする。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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