排泄物語

合コン中の空中戦

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード51〜100)1分で読めます閲覧 1,9333.3(6件)

春の夜8時すぎ、私は渋谷のお洒落なクラフトビアバーにいた。大学時代の友人たちに誘われた合コンで、目の前には初対面の男性たちが座っていた。緊張をほぐすためと、果物フレーバーのビールが美味しかったこともあり、私は短い時間に何杯もグラスを空けていた。最初の異変は、席が盛り上がり始めた頃に訪れた、下腹部をじわじわと圧迫するような尿意だった。

「ここで席を立ってトイレに行くのは、ノリが悪いと思われるかもしれない……」という心理的な檻が、私を椅子に縛り付けた。

ビールの利尿作用は想像以上に強力で、尿意はあっという間に第二波へと成長した。お腹の奥がパンパンに膨れ上がり、冷たい汗が額からにじみ出てくる。目の前の男性が楽しげに話している内容が、徐々に頭に入らなくなっていく。

私はテーブルの下で両脚をきつく交差させ、内ももをこれでもかと擦り合わせた。

尿意は波のように押し寄せ、波の間隔が短くなるにつれて私の体は緊張で強張った。次の波が来たら耐えられないかもしれないという極限の恐怖が襲う。社会的な体裁を保つため、笑顔を取り繕いながらも、下腹部の鈍痛に必死で耐えるしかなかった。

焦りと恥ずかしさで心臓の音が耳元でうるさく響き、喉の渇きと体の熱さが異常に高まっていく。

ようやく会話が一段落し、友人が「ちょっとお手洗い行くね」と言った瞬間、私も「私も行く!」と弾かれたように立ち上がった。しかし、立ち上がった衝撃で下腹部に激痛が走り、私は一瞬その場で内股のまま固まってしまった。

不自然な歩き方でなんとかトイレの個室に滑り込み、温かい便座に腰を下ろして一気に解放された時の快感は今でも忘れられない。

今でもお洒落なビアバーでビールジョッキを傾けるたび、あの時の冷や汗と、テーブルの下で必死に震えていた自分の足を思い出して股の奥がすくむ。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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