排泄物語

ビル共同トイレの待ち時間

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード51〜100)1分で読めます閲覧 1,0534.2(6件)

初夏の夜10時前、オフィスビルの共同トイレの前でのことだ。私は飲み会帰りの二次会に向かう途中、化粧を直すためにトイレに立ち寄った。トイレの個室は二つあったが、両方とも「使用中」だった。

……その時、私の前に並んでいたスーツ姿の女性が目に入った。

彼女は30代前半の仕事帰りのOL風で、ネイビーのパンツスーツを着ていた。髪は後ろで綺麗にまとめられており、肩からは大きなビジネスバッグを提げている。

おとなしそうな外見だが、その立ち姿は完全に我慢の限界を迎えた人のそれだった。

パンツスーツの裾をギュッと握りしめ、両脚をぴったりと閉じて内ももを小刻みに擦り合わせている。時折、深くため息をつきながら、体を左右にゆっくりと揺らしていた。額にはじわりと汗がにじみ、唇は青白く震えているのが近くで見えた。

その姿を見た瞬間、私の胸が激しくドクンと鼓動し、彼女のパンツスーツの腰回りの揺れに釘付けになった。

個室の中からは一向に人が出てくる気配がなく、彼女は何度も「はぁ……」と細い吐息を漏らし、お腹を両手で強く押さえて耐えている。

見てはいけないと思いつつも、私は息を殺し、彼女の顔に浮かぶ焦燥と太ももの震えを見つめ続けていた。

ついに個室の扉が開いたとき、彼女は救いを求めるように中へと足早に吸い込まれていった。あの時の彼女の潤んだ瞳と必死な脚の動きは、今でも忘れられない。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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