排泄物語

深夜バーの通路の陰

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード51〜100)1分で読めます閲覧 9753.3(8件)

初夏の深夜0時半、飲み会で賑わう駅近くのダイニングバーでのことだ。私は友人との飲み会を終え、帰る前にトイレに行こうと店の奥の通路に向かった。

……その時、トイレのドアの前でジタバタしている女性が目に入った。

年齢は30代前半くらいだろうか。仕事帰りらしいグレーのビジネススーツを着て、肩から大きなトートバッグを提げていた。髪は後ろで一本に結んでおり、足元は黒いパンプスだ。

最初は何気なくスマホを見ているのかと思ったが、彼女の体が不自然に揺れていることに気づいた。

パンプスのカカトを交互に上げ下げし、内股をこれでもかと擦り合わせている。時折、持っているバッグを下腹部に強く押し当てるようにし、顔を俯かせてきつく目を閉じていた。彼女の整った顔は苦悶で歪み、額には冷や汗がにじんでいる。

その様子を見た瞬間、私の喉がカラカラに渇き、彼女のスーツの腰回りに視線が釘付けになった。

彼女は飲み会で我慢しすぎたらしく、完全に尿意の限界を迎えている。個室の中からは一向に人が出てくる気配がなく、彼女は「あ、うぅ……」と小さく声を漏らし、腰をくの字に曲げて耐えていた。スカートの下で太ももが強張って、小刻みに震えているのが分かった。

見てはいけないと思うのに、彼女のパンプスのつま先が激しく震える様子から目を離せなかった。

ようやく個室のドアが開いた瞬間、彼女は崩れ落ちるように中に倒れ込んでいった。あの時の彼女の潤んだ瞳と必死な脚の動きは、今でも深夜の飲み会の喧騒を感じるたびに思い出される。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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