排泄物語

屋外オクトーバーフェストの潮風

投稿者: 飲み会テーマ エピソード集(エピソード101〜150)1分で読めます閲覧 7884.0(4件)

夏の夕方7時過ぎ、私は海の近くで開催されていた屋外のビールイベントにいた。友人たちと大ジョキを片手に盛り上がっていたが、急に吹き抜けた冷たい海風が体に当たった瞬間、下腹部を急激に刺激する強い尿意が訪れた。

「ここでせっかく確保した席を離れて長い列に並ぶのは、ノリを壊す……」という心理的な檻が私を縛り付けた。

しかし、ビールの強力な利尿作用によって、尿意は爆発的な勢いで膨んでいった。冷たい汗が全身から吹き出し、体中の毛穴が開くような鳥肌が立つ。仮設トイレの前に行くと、すでに20人以上の列ができていた。

私は列の中で両脚をきつく交差させ、内ももをこれでもかと擦り合わせた。

尿意は波のように何度も押し寄せ、次の波が来たら耐えられないかもしれないという極限の恐怖が襲う。潮風が体をさらに冷やし、限界の圧力を押し上げていく。私は涙目で自分の太ももをつねりながら、その場でジタバタとステップを踏むしかなかった。

焦りと恥ずかしさで心拍数が限界まで上がり、喉の渇きと耳の熱さが異常に高まっていく。

ようやく自分の番が来て、個室に駆け込んで用を足した時の、あの全身の細胞が弛緩するような解放感は忘れられない。

今でもビールイベントの楽しげな音楽を聴くたび、あの時の逃げ場のない尿意の波と、冷や汗が背中を伝う感覚を思い出して股の奥がすくむ。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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