大型書店の迷路
冷たい秋雨が降る10月の午後3時過ぎ、都内にある大型書店の文芸書フロアでのことだ。店内は読書を楽しむ人々で静まり返っており、本のインクの匂いと暖房の熱気が漂っていた。私は棚の間で小説を探していた。……その時、近くの歴史書コーナーの棚の前で立ち往生している若い女性が目に入った。
年齢は20代半ばの知的な女性。上品なキャメル色のロングコートに、タイトな黒の膝丈スカート、黒のタイツに茶色の革製フラットシューズを履いていた。髪はすっきりとハーフアップにまとめられ、小さなブランドショルダーバッグを肩から提げていた。しかし、書籍を手に取ろうとした瞬間、彼女の様子に劇的な変化が訪れた。
彼女はショルダーバッグを両手で強く抱え込み、それを下腹部に強く押し当てるようにし始めたのだ。さらに、タイトスカートの中で、両膝をぴったりとくっつけ、内ももを激しく擦り合わせるような仕草を繰り返した。書店の冷房の冷気と、突然襲ってきた激しい腹痛が、彼女の胃腸を急激に刺激したのだろう。綺麗に施されたメイクの隙間から、冷や汗がにじみ出て、前髪が額にベタりと張り付いていくのが至近距離で見えた。
同行者の友人に話しかける彼女の声は微かに震え、きつく噛み締めた唇は完全に血の気が引いて白くなっていた。「ねえ、ちょっとお手洗い探してくる……」と呟きながら、次の瞬間、下腹部を襲った激しい便意の波に耐えかねて、彼女はビクンと全身を強張らせてその場に固まってしまった。
フラットシューズの踵が床に不自然な音を立て、内股のまま引きずるように立っている。両手でカバンを股間に強く押し付け、顔を真っ赤にして涙を浮かべている姿は、見てはいけないと思うのに目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉の渇きを覚えた。彼女は自分の腹痛の限界と、書店の静寂の中で周囲の買い物客に気づかれる恐怖との狭間で、必死に耐えていた。スカートの裾が、がくがくと震える太も部の動きに合わせて不自然に揺れていた。
しばらくして、個室のドアが開いたのか、彼女はすり足のような不自然な足取りで、逃げるように化粧室へと消えていった。今でも大型書店の静寂を見るたび、あの時の彼女の限界の震えと、漂っていた切迫した空気感を思い出して胸がゾクゾクと熱くなる。
---
― この話は、これにて ―
この話を評価する
平均 4.8(15件)
※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
この話の続きは映像で——実写の脱糞・スカトロ作品を価格比較
価格比較・レビューは姉妹サイトScatSearchで(PR・アフィリエイトリンクを含みます)
「生成エピソード集(エピソード651〜700)」の他の話
真冬のアトラクションの洗礼
北風が容赦なく吹き荒れる1月の三連休、午後3時過ぎの千葉県にあるテーマパークでのことだ。大人気アトラクションの前には「140分待ち」の長い行列ができており、周囲はカップルや家族連れで溢れかえっていた。最初の異変は、列の半ばまで進んだ並び始め…
情報演習室の密やかな汗
秋雨の降る10月の午後3時過ぎ、大学の情報教育棟にある演習室でのことだ。室内はエアコンで寒いくらいに冷やされており、何十台ものPCのファンの音が静かに響いていた。私はレポートを作成するために後方の席に座っていた。……その時、私の二つ前の席で…
クリニック待合室の砂時計
うららかな5月の午後2時過ぎ、都内にある歯科クリニックの待合室でのことだ。最新の歯科ユニットが並ぶ待合エリアは静かで、微かに消毒液の匂いが漂っていた。最初の異変は、受付を済ませてソファに座ってから10分が経過した頃だった。下腹部の奥深くで、…
真冬の動物園の長い影
北風が容赦なく吹き荒れる1月の三連休、午後3時過ぎの東京都内にある上野動物園でのことだ。パンダ舎の前には「90分待ち」の長い行列ができており、周囲はカップルや家族連れで溢れかえっていた。最初の異変は、列の半ばまで進んだ並び始めてから40分が…
関連する話
サウナ12分我慢した女性のお客様が館内着のまま迎えた結末の記録
本日は女湯側のスタッフから引き継いだ事案を、記録を兼ねて共有させていただきます。土曜の夜、サウナがいちばん混み合う時間帯のことでした。館内は活気があり、休憩スペースも満席に近い状態でございました。 館内のお食事処で梅酒のソーダ割りを召し上が…
ギャルが真夜中のコインパーキングで豪快に用を足していた件
深夜2時、繁華街の外れのコインパーキングを通りかかった時の話。週末の夜特有の、酔っ払いのはしゃぎ声がまだ遠くから聞こえてくる時間帯だった。車の陰で人影が動いた気がして、反射的にそちらを見てしまった。 金髪ロングのギャル(20代前半くらい)が…
巡回日誌・試験期の図書館前、深夜1時の女子学生の件
試験期間中、当大学の図書館は24時まで開館する。閉館後も構内に学生が残るため、警備の緊張感は増す。1月の深夜1時過ぎ、図書館周辺を順回中、正面玄関脇の植え込みの陰に白い光を発見。スマートフォンの画面と思われた。気温は3度まで下がっていた。 …
隣の奥さんがゴミ出しの朝、立ったまま固まっていた理由
朝7時、ゴミ捨て場での話。隣の家の奥さん(30代半ば)がゴミ袋を持ったまま、電柱の横で不自然に立ち止まっていた。パジャマの上に羽織ったカーディガン、寝癖の残る髪、いつもの朝の気安い姿だった。子供を送り出した後、慌ててゴミを出しに来たといった…


