静寂な大学図書館の自習室
凍てつくような一月の第二火曜日、午後三時すぎの大学図書館でのことだ。期末試験期間の真っ只中であり、三階の個別自習ブースは、張り詰めた緊張感と静寂に包まれていた。私は必修科目の勉強をしており、目の前のブースに座る女子学生の様子に微かな異変が生じたことに気がついた。……その時、彼女の不自然な動きが目に入った。
彼女は二十代前半の女子大生風の女性で、上品なオフホワイトのケーブルニットに、厚手のウール製チェックスカート、そして黒の百デニールタイツと茶色のローファーを合わせていた。長い髪は後ろでハーフアップにまとめ、ヘアクリップで留めていたが、その首筋にはだらだらと冷や汗が流れ落ち、ニットの襟元に染みを作っていた。
彼女は突然、机の上のルーズリーフを強く握りしめ、もう片方の手をスカートの上から下腹部に押し当てるようにし始めた。チェックスカートの中で、タイツを履いた内ももをこれでもかと密着させ、両膝を左右に激しくもじもじと擦り合わせいる。試験前の焦燥感からカフェの濃いブラックコーヒーを飲み干したのが完全に裏目に出たのだろう。彼女の顔面は完全に血の気が引いて白くなり、綺麗に施されたメイクは冷や汗で崩れ、マスカラが滲んで目の下が黒くなっているのが見えた。
図書館の自習室は、周囲の学生たちが紙をめくる音すら気にするほど極めて静かであり、一度席を立ってガタガタと音を立てるだけで全員の視線が集まるという強烈な社会的圧力が、彼女を座席という名の檻に縛り付けていた。彼女は奥歯を噛み締め、時折「はぅ……っ」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に括約筋の決壊を防いでいた。
見てはいけないと思つつも、彼女のチェックスカートの生地越しに伝わる、がくがくと震える太も目の動きと、限界の仕草から目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉の渇きを覚えるほどだた。彼女はローファーのつま先を床に強く押し付け、お尻の筋肉を極限まで締め付けていた。
十分が経過した頃、彼女はついに限界を迎えたのか、「あっ……」と短い声を漏らし、席の途中で動きを止めてしまった。両手で完全に股間を強く押さえ、顔を真っ赤にして必死に耐えている姿は、今でもあの時の彼女の限界の震えを思い出して胸がゾクゾクとする。彼女はお尻をかばう極端な内股のまま、這うようにして自習室を飛び出してトイレへと駆け込んでいった。今でも静まり返った場所に行くたび、あの時の彼女の歪んだ横顔と、必死に太ももを擦り合わせていた姿を思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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