排泄物語

最終面接の控室での絶体絶命

投稿者: 生成エピソード集(エピソード801〜850)2分で読めます閲覧 4073.0(1件)

肌寒い十一月の木曜日、午後一時半すぎの都心有名IT企業の本社ビルの控室でのことだ。私は新卒採用の最終面接を控えており、静まり返った控室で他の就活生たちと共に着席して順番を待っていた。面接の緊張から喉が異常に渇き、受付前にロビーで冷たいミネラルウォーターを二杯も飲み干してしまったのが完全に裏目に出てしまった。最初の異変は、面接の開始直前に訪れた。下腹部に重い便意の第一波が襲いかかったのだ。

私はその日、就職活動用の黒のリクルートスーツに、膝丈のタイトスカート、そして薄手のストッキングに五センチの黒ヒールパンプスを履いていた。髪は後ろできっちりとハーフアップにまとめ、黒のヘアピンで留めていたが、腹痛の焦燥感から全身に噴き出した冷や汗で額の生え際が濡れ、前髪が張り付いた。綺麗に施したはずのファンデーションが脂汗で浮き上がり、マスカラが滲んで涙目のようになっているのが自覚できた。

いつ名前が呼ばれるか分からない状況であり、今ここで席を立ってトイレに向かえば、面接の評価に大きな影響を与えるかもしれないという強烈な社会的圧力が、私を椅子という檻に縛り付けていた。

便意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、括約筋はすでに限界値に達していた。タイトスカートの中で両腿をぎゅっと交差させ、内もも同士を強く押し付け合って耐えた。パンプスのつま先に全体重をかけ、お尻の筋肉を極限まで締め付けて括約筋の決壊を防いだ。お腹の中で泥水が渦巻くような激しい蠕動運動が起こるたび、私は思わず「くっ……」と声を漏らしそうになり、膝の上に置いたファイルを握る指先が白くなるほど強く握りしめた。

「あと五分、この面接が終わるまで……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返し、祈り続けた。恥ずかしさと、この大切な場で今にも漏らしてしまいそうだという恐怖が混ざり合い、耳の奥が熱くなって喉がカラカラに渇いた。自分の限界の太も目の震えと、タイトスカートが小刻みに揺れるスリルの中で、心臓は早鐘のように脈打っていた。

面接が終了した瞬間、私は面接官に礼を言い、お尻をかばう極端な内股の姿勢で控室を飛び出してビルの一階多目的トイレへ駆け込んだ。個室の便座に滑り込み、熱いものが一気に放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感は、今でもビルの呼び出しチャイムを聞くたびに下腹部の奥をキュンと疼かせるほどだた。

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