排泄物語

帰省ラッシュの深夜高速バス

投稿者: 生成エピソード集(エピソード851〜900)2分で読めます閲覧 4634.5(2件)

冷え込みの厳しい十二月の第三金曜日、午後十一時半すぎの関越自動車道を走る夜行高速バスの車内でのことだ。年末の帰省ラッシュで車内は超満員となっており、暖房の熱気と乗客の吐息で窓ガラスが白く曇る中、バスは事故渋滞のため本線上で完全に立ち往生していた。私は通路側の席に座っていたが、通路を挟んだ隣の窓側席に座る女性の様子に、微かな異変が生じたことに気がついた。……その時、彼女の不自然な仕草が目に入った。

彼女は二十代前半の女子大生風の女性で、上品な厚手のオフホワイトのケーブルニットに、タイトな黒のウールミニスカート、そして黒の八十デニールタイツを穿いていた。髪は綺麗なロングヘアで、首元にはお洒落な赤のチェックマフラーを巻いていたが、そのマフラーを何度も手で引っ張っては、首元の冷や汗を拭う仕草を繰り返していた。

彼女は突然、持っていた大きめの布製トートバッグを両手で強く抱え込み、それを下腹部を押し潰すように強く押し当てした。ミニスカートの中で、タイツを履いた内ももをこれでもかと密着させ、両膝を左右に激しくもじもじと擦り合わせいる。乗車直前に、ロビーの自販機で購入した温かい缶ココアを全て飲み干したのが完全に裏目に出たのだろう。顔面は完全に血の気が引いて土気色になり、綺麗に施されたメイクは冷や汗で崩れ、マスカラが滲んで目の下が薄暗くなっているのが見えた。

バスは満席で、次のサービスエリアまで一時間以上動かないという絶望的な状況と、周囲に他の乗客が密集しているという強烈な社会的圧力が、彼女を極限の精神状態へと追い詰めていた。彼女は時折「はっ……ん……」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に耐えていた。

見てはいけないと思つつも、彼女のタイトなスカートの裾から伸びる、がくがくと震える太も目の動きと、限界の仕草から目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉の渇きを覚えるほどだた。彼女はショートブーツのつま先をバスの床に強く押し付け、お尻の筋肉を極限まで締め付けて尿道の栓を守っていた。

停車から三十分後、彼女はついに限界を迎えたのか、「すいません……」と同行者の耳元で消え入るような声を漏らし、涙目でカバンを股間に押し当て、がくがくと震える膝を内側に折り曲げながら立ち上がった。運転手にトイレの緊急使用を申し出たが、バスのトイレは故障中という非情な現実が告げられ、彼女はその場で崩れ落ちそうになりながらも、必死に内股を交差させて耐えていた。今でも渋滞の赤いテールランプを見るたび、あの時の彼女の限界の震えと、密室に漂っていた焦燥の気配を思い出して胸がゾクゾクと熱くなる。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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