排泄物語

親戚が集まる正月の座敷

投稿者: 生成エピソード集(エピソード851〜900)2分で読めます閲覧 9863.3(6件)

冷え込みの厳しい一月三日の午後一時すぎ、雪がちらつく東北の実家でのことだ。正月の親戚一同が集まる大広間での宴会が行われており、室内にはファンヒーターの温風とごちそうの匂いが充満していた。祖父や叔父たちが酒を酌み交わす中、私はお給仕や片付けに追われていたが、冷たいビールやジュースを勧められるままに飲み干したのが完全に裏目に出てしまった。

最初の異変は、急激に冷え込んできた廊下とお座敷を行き来するうちに、下腹部を締め付けるような鋭い便意の第一波だった。私はその日、お正月にふさわしい上品な薄紫色のアンゴラニットに、タイトな黒の膝丈スカート、そして黒の八十デニールタイツに茶色のスリッパを合わせていた。髪は後ろでハーフアップにまとめ、真珠のヘアピンで留めていたが、便意の焦燥感から全身に噴き出した冷や汗で額の生え際が濡れ、前髪が張り付いた。綺麗に施したはずのファンデーションが脂汗で浮き上がり、マスカラが滲んで涙目のようになっているのが自覚できた。

大勢の親戚が居並ぶ中、給仕の途中で何度も中座することは極めて不作法であり、特に厳しい親戚の叔母たちからの視線。この逃げ場のない社会的状況が、私をお座敷という名の檻に縛り付けていた。私は奥歯を噛み締め、時折「はぅ……っ」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に括約筋を閉じていた。

便意は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、腸は決壊寸前の泥水のように暴れ、下腹部がギシギシと痛む。私は膝丈スカートの下で、タイツを履いた内ももをこれでもかと密着させ、両膝を交互にすり合わせるようにして激しく震えさせた。スリッパのつま先に全体重をかけ、お尻の筋肉を極限まで締め付けていた。足の指先を限界まで丸め、全身の筋肉を硬直させて便意を逃がそうとするが、お腹の奥の熱い圧力は高まる一方だった。

「あと十分、この片付けが終わるまで……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返しず、焦りで頭が真っ白になった。恥づかしさと、この静かな空間で漏らしてしまいそうだという恐怖が混ざり合い、耳の奥が熱くなって喉がカラカラに渇いた。自分の限界の太も目の震えと、膝丈スカートが小刻みに揺れるスリルの中で、心臓は早鐘のように脈打っていた。

ついに限界に達し、私はお盆を乱雑に置くと、お尻をかばう極端な内股の姿勢でお座敷から立ち上がった。がくがくと震える膝を内側に折り曲げ、すり足のような奇妙な歩幅でトイレへと急ぎ、個室へ滑り込んだ。便座に腰を下ろし、すべてが一気に放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感は、今でも正月になるたびに下腹部の奥をキュンと熱くさせるほどだた。

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