排泄物語

受付案内カウンターの静かな戦い

投稿者: 生成エピソード集(エピソード901〜950)2分で読めます閲覧 1,0623.6(8件)

蒸し暑い七月の木曜日、午後二時前の大手デパートの一階案内カウンターでのことだ。私はインフォメーションスタッフとしてカウンターに立っていたが、週末の買い物客でロビーは非常に混雑していた。最初の異変は、勤務開始から一時間が経過した頃だった。お腹の奥深くで、ゴロゴロと不穏な便意の第一波が走った。

昼食に館内の食堂で食べた激辛のスンドゥブチゲが、このタイミングで冷えたお腹と重なり、急激な下痢を引き起こしたのだ。交代スタッフが来るまであと三十分以上あり、私は頭の中が真っ白になるのを感じた。

私はその日、会社の指定制服である上質なタイトスカートに、薄手のスカーフ、ストッキングと五センチの黒パンプスを履いていた。髪は後ろでシニヨンにまとめられていたが、冷や汗がだらだらと流れ落ちてスカーフの襟元を濡らしていた。メイクは綺麗に仕上げていたが、お腹の激痛が走るたびに顔から血の気が引き、ファンデーションが浮き上がり、マスカラが滲んで涙目のようになっているのが自覚できた。カウンターの下で、両脚をこれでもかと密着させ、お尻の門を極限まで引き締めた。パンプスのつま先で床を強く踏みしめ、内もも同士を強く擦り合わせるようにしてもじもじと身をよじる。

お客様が次々と質問に訪れる中、カウンターを無人にするわけにはいかないという強烈な社会的圧力が、私を案内席という檻に縛り付けていた。私は奥歯を噛み締め、笑顔を作りながら「はい、エレベーターはあちらでございます」と引き攣った声で答え、お腹を抱え込むようにして必死に括約筋の決壊を防いでいた。

見てはいけないと思うのに、タイトスカートの下で強張る自分の太も目の震えから目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉が渇きを覚えるほどだた。パンプスのヒールを床に不自然に強く押し付け、お尻の筋肉を極限まで締め付けていた。

ようやく交代のスタッフが到着した瞬間、私はお尻をかばう極端な内股のまま、這うようにして従業員用トイレへと駆け込んでいった。便座に腰を下ろし、熱い毒素が一気に放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感。今でもデパートの受付カウンターを見るたびに、あの時の限界の震えと、密室に漂っていた焦燥の気配を思い出して胸がゾクゾクと熱くなるだた。

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