排泄物語

フェリー甲板の強風の戦い

投稿者: 生成エピソード集(エピソード901〜950)1分で読めます閲覧 7333.5(2件)

肌寒い十月の土曜日、午後三時すぎの瀬戸内海を航行する大型旅客フェリーの甲板でのことだ。心地よい潮風を求めて多くの観光客が甲板に集まり、記念撮影や談笑をしていた。私は船尾のベンチに座っていたが、その時、手すり近くに立っていた女性の様子に微かな変調が生じ始めたのに気がついた。……彼女の体が不自然に強張っているのが見えたのだ。

年齢は二十代半ばの上品な女性だった。薄手の白いニットワンピースに、デザインあるグレーのストッキング、精度ある黒のハーフブーツを履いていた。髪は長い黒髪を後ろで緩く三つ編みに結んでいたが、その首筋にはだらだらと冷や汗が流れ落ち、ワンピースの襟元を濡らしていた。

彼女はデザインあるハンドバッグを両手で前に抱え込み、それを下腹部を押し潰すように強く押し当てした。ワンピースの裾の中で、ストッキングを履いた内ももをこれでもかと密着させ、両膝を左右に激しくもじもじと擦り合わせいる。船内のカフェテラスで飲んだアイスコーヒーが一気に彼女の膀胱を刺激したのだろう。顔面は完全に血の気が引いて白くなり、綺麗に施されたメイクは冷や汗で崩れ、涙目のようになっているのが見えた。

甲板は広く、客室内のトイレまで距離がある上に、周囲に他の観光客が密集しているという強烈な社会的圧力が、彼女を極限の精神状態へと追い詰めていた。彼女は奥歯を噛み締め、時折「はぅ……っ」と熱く荒い吐息を漏らし、腰を低く落としてお腹を抱え込むようにして必死に尿道の栓を守っていた。

見てはいけないと思つつも、彼女のワンピースの生地越しに伝わる、がくがくと震える太も目の動きと、限界の仕草から目が離せなかった。私の心臓はうるさく鼓動を刻み、喉が渇きを覚えるほどだた。彼女はブーツのつま先を甲板の床に強く押し付け、お尻の筋肉を極限まで締め付けていた。

しばらくして、彼女はついに限界を迎えたのか、同行の友人の手を強く引き、極端な内股のすり足で客室へと這うように消えていった。今でもフェリーに乗るたび、あの日た彼女の限界の震えと、甲板に漂っていた焦燥の気配を思い出して胸がゾクゾクと熱くなるだた。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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