排泄物語

静寂な自習室と崩れた計画

投稿者: 生成エピソード集(エピソード901〜950)2分で読めます閲覧 1,4913.3(12件)

凍てつくような十二月の第二金曜日、午後五時すぎの大学のメイン図書館の自習スペースでのことだ。期末レポートの提出締め切りが迫っており、室内はキーボードの打鍵音と、冷え切った空気が張り詰めていた。私は個別の自習机で、難解な経済学のレポートを必死に入力していた。最初の異変は、席に着いてから二時間が経過した頃だった。下腹部の奥深くで、ツンと刺すような鋭い尿意の第一波が静かに走り抜けた。集中力を維持するために、自販機で買った冷たい缶緑茶を一気に二本も飲み干したのが完全に裏目に出てしまったのだ。

私はその日、上品なグレーのオフタートルニットに、黒のウールタイトスカート、八十デニールの黒タイツ、そして茶色の革製ローファーを合わせていた。長い髪は後ろでハーフアップにまとめ、真珠のついたクリップで留めていた。しかし、尿意の焦燥感から全身に噴き出した冷や汗のせいで、首筋や背中がじっとりと濡れて衣服が皮膚に張り付いていた。顔面からは血の気が引いて白くなり、綺麗に引いていたはずのアイメイクは脂汗でヨレて目の周りが滲み、涙目で潤んでいるのが自分でもはっきりと自覚できた。

図書館の自習スペースは静寂そのもので、立ち上がって席を外すだけで周囲の学生たちの視線が一斉に集まる。さらに、ここで席を立てば、レポートの完成が遅れて単位を落とすかもしれないという社会的檻が、私を座席に縛り付けていた。

尿意は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、膀胱は限界値を超えて下腹部がギシギシと痛んだ。私は机の下で、タイトスカートの裾を両手の指先が真っ白になるほど強く握りしめ、タイツを穿いた内もも同士をこれでもかと密着させて擦り合わせた。ローファーのつま先を床に強く押し付け、カカトをせわしなく上下させながら、お尻と股の筋肉を極限まで締め付けた。お腹の奥が痛むたびに「あと五分、この段落を書き終えるまで……」と頭の中で秒刻みの計算を繰り返し、祈り続けた。

恥ずかしさと、この静かな空間の中で今にも粗相をしてしまうのではないかという絶望的な恐怖が混ざり合い、耳の奥が熱くなって喉がカラカラに渇いた。自分の限界の太も目の震えと、スカートの裾が不自然に揺れ動くスリルの中で、心臓は早鐘のように脈打っていた。見てはいけないと思うのに、机の下で引き攣る自分の脚の動きから意識が離せない。

ようやくキリの良いところで画面を閉じた瞬間、私は立ち上がろうとしたが、その衝撃で尿道が限界に達し、その場でビクンと全身を強張らせて固まった。顔を真っ赤にし、涙を浮かべてノートPCを股間に押し当てながら、極端な内股のすり足で女子トイレへ逃げるように駆け込んだ。個室の便座に滑り込み、温かい液体が一気に放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感。今でも静まり返った部屋に入ると、あの時の太も目の震えと、下腹部がキューンと疼く感覚が鮮明によみがえるだた。

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