排泄物語

予約パンパンの土曜日、6時間トイレに行けなかった話

投稿者: シザーハンズ美香2分で読めます閲覧 1,6554.8(10件)

美容師やってるんですけど、土曜ってまじで地獄なんですよ。この前の土曜、朝10時から予約がびっしりで、カット、カラー、カット、パーマ、カットみたいな流れで、気付いたら16時までトイレ行けてなくて。ほんとは13時くらいからやばかったんです。シャンプーが一番きつかった。顧客対応で逃げ場がない状況。

お客さんの頭にお湯かけながら、水の音を延々聞かされるんですよ。まじ拷問すぎて。おなかの下のほうがずーっと重くて、カラー塗りながらさりげなく足クロスさせたりして。最初は小さい波だったのに、時間たつごとに間隔が短くなってきて、鏡ごしに自分の顔が青くなってくのが分かりました。冷や汗も止まらなくて、ハンドタオルで隠すみたいにこっそり拭いてました。脱水症状ぎりぎりの状態。

お客さんとの会話も、たぶん3割くらい上の空でした。ごめんなさい。ハサミ持つ手だけは絶対震わせちゃいけないから、そこだけ必死に集中してました。プロ意識と限界のせめぎ合いで、変な汗が二重にかいてる感じでした。その戦いの中で、髪を切り続けなければならない。

14時半あたりから、もう限界が見えていました。脚が震えて、立ってるだけで精一杯。ハサミの動きだけで全体の注意力を使い切る状態。周囲には何も見えない。音も聞こえない。ただ自分の下腹と、その重みだけが現実。16時に先輩が「次入る前にトイレ行ってきな」って言ってくれた時、後光さしてました。バックヤードまで小走りで、個室で座った瞬間、長すぎて自分でひいたし、なんか変な声出ました。全身の力がふわっと抜けて、しばらく座ったまま動けなかったです。

出てきたら先輩に「顔つやっつやになってるじゃん」って笑われて、恥づかしかったけど、まじその通りでした。あの6時間、我慢してる間ずっと、頭の片隅で「早く、早く」って念じ続けてたんですよね。お客さんの前ではプロとして完璧な笑顔作ってたのに、内心はもう限界ぎりぎりで、そのギャップがまじですごかったです。立ち仕事の人はわかると思うけど、トイレのタイミングって技術のうちだと思う。

アシスタントの子には「我慢は美容師の敵」って教えてます。その日学んだことだけは、忘れられません。次の日、下腹がまだ筋肉痛みたいに重かったのは、たぶんあの日の名残だったと思います。

― この話は、これにて ―

この話を評価する

平均 4.8(10件)

掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

シザーハンズ美香」の他の話

4.8128閲覧 2,985

閉店間際、店の前でうづくまってたマダムを救出した話

これは目撃談っていうか救出劇なんですけど。閉店間際にレジ締めしてたら、店の前の歩道でマダム(たぶん50代、上品なワンピースにパールのネックレスしてた)がうづくまってて。具合悪いのかと思って出てったんですよ。冬の夜で、周囲は暗かった。 「大丈…

関連する話

3.3305閲覧 1.5万

【観測記録・夏】花火大会の帰り道、駅までもたなかった女性の限界

8月2日、隅田川花火大会。晴れのち薄曇り、風やや強し。打ち上げ終了直後の帰路の混雑は毎年感測しているが、今年も駅までの道は歩行速度が時速1キロを切る飽和状態であった。この「動けない群衆」こそ、限界事例の多発地帯である。火薬の匂いがまだ夜気に…

4.2315閲覧 9,013

私の観測ポリシーについて――覗かない・つけない・撮らない

本日は事例報告ではなく、当方の観測方針について記す。この投稿サイトで私の記録を読んでくださる方が増えたようなので、誤解のないよう一度明文化しておきたい。祭り、花見、花火大会、忘年会――季節ごとに現場は変わるが、私が見ているものはいつも同じ、…

4.7406閲覧 7,273

お盆の高速三十キロ渋滞、路肩の茂みへ下りた私を責めないでください

お盆の帰省ラッシュの中央道、三十キロ渋滞の只中でのことでございます。渋滞にはまる前、談合坂のサービスエリアに寄るつもりが、駐車場入口まで大行列で断念いたしました。それが運の尽き。車列は一時間で三キロしか進みません。カーナビの渋滞情報が真っ赤…

読むだけ、で終わらせない

排泄プレイが好きな女の子は、本当にいる。

aune(アウネ)は、性癖を打ち明けてつながるマッチングサービス。「排泄系が好き」と公言している女の子が実際に登録しています。体験談を読むだけじゃなく、あなた自身の体験をつくりに行きませんか。プレイ相手を探すなら、最初から性癖が一致する相手と。

auneで排泄好きの相手を探す

PR・広告リンクを含みます