サムギョプサルとマッコリの洗礼
初夏の夜9時過ぎ、新大久保の賑やかな韓国料理店でのことだ。私は友人とテーブルを囲み、焼きたてのサムギョプサルをつまみながら、冷たいマッコリを何杯も空けていた。店内はK-POPの音楽と客の話し声で非常に騒がしかった。
……その時、斜め向かいのテーブルに座っていた女性の様子がふと目に入った。
年齢は20代前半の女子大生風で、黒いタイトスカトに、白いレースのトップスを着ていた。髪は明るいブラウンのロングヘアで、足元はヒールの高いパンプスだ。
最初は何気なくスマホを触りながら会話に参加していたが、徐々にその姿勢が尋常ではなくなっていった。
座席の上で両膝をぴったりとくっつけ、お尻の筋肉に力を込めるようにして、腰を少し浮かせたり沈めたりしている。時折、お腹を押さえるように両手でスカートをぎゅっと握りしめていた。顔からは完全に血の気が引き、綺麗にメイクされた眉が八の字に歪んでいる。
その様子を見た瞬間、私の胸はドクンと高鳴り、彼女の腰回りに視線が釘付けになった。お腹を下したのか、激しい便意と戦っているようだった。
見てはいけないと思うのに、私は息を殺し、彼女の限界の表情から目が離せなくなってしまった。
ついに彼女は席を立ち、少し腰の引けた歩き方でトイレへと向かった。その時の彼女の後ろ姿が今でも忘れられない。
今でも韓国料理の辛い匂いを嗅ぐたび、あの時必死に耐えていた彼女の限界の姿と、その時の張り詰めた興奮を思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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