排泄物語

河川敷のランナーと冷たい風

投稿者: 屋外シチュエーション・エピソード集(外)1分で読めます閲覧 9044.7(3件)

冬の冷たい風が吹きつける1月の午後4時頃、荒川の広い河川敷でのことだ。気温は5度近くまで下がり、私は防寒着を着込んで自転車でサイクリングロードを走っていた。 ……その時、前方から走ってきたジョギング中の女性が目に入った。

年齢は30代前半くらい。ピチッとしたピンク色のランニングタイツに、薄手の黒いウィンドブレーカー。髪は後ろでポニーテールに結ばれ、手にはスマホバンドを巻いていた。 最初は軽快な足取りで走っていた彼女だが、突然ペースを落とし、足元をもつれさせるようにして立ち止まった。

彼女の様子がおかしいのはすぐに分かった。 両足をぴったりと揃え、内ももを激しく擦り合わせるようにしてもじもじしているのだ。 冬の河川敷は風を遮るものがなく、冷気がダイレクトに彼女の身体を冷やし、急激な尿意を引き起こしたようだった。 顔からは血の気が引き、きまじめそうな表情が焦燥感で強張っている。手は無意識にタイツの上から股間を強く押さえ込んでいた。

見てはいけないと思いつつも、彼女のタイツ越しに限界を迎えて震える太ももから目が離せなくなり、私の心臓はうるさく鼓動を刻んだ。 尿意の第ニ波が彼女を襲う。 彼女はついに走り続けることを諦め、河川敷の土手の斜面にへたり込むようにしてうずくまった。 タイツがピチッと張り詰める中、両手でしっかりと前を圧迫し、顔を膝にうずめて小さく震えている。

周囲に人がいないかを確認するような泳ぐ目が、私の存在に気づいてさらに焦りを帯びていた。 しかし、彼女にはもう移動する余裕は残されていないようだった。

数分後、彼女は意を決したように土手の草むらの奥へと入っていき、しゃがみ込んでその場でおしっこを漏らすように解放した。 今でも冬の冷たい河川敷を通るたび、あの時の彼女の限界の表情と、冷気の中に漂っていた極限の気配を思い出して胸が締め付けられる。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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