排泄物語

尾根づたいの山道と強風の試練

投稿者: 屋外シチュエーション・エピソード集(外)1分で読めます閲覧 1,0324.5(4件)

夏の終わりの午前11時半頃、私は標高1500メートルの高山の尾根伝いの登山道を歩いていた。気温は16度と涼しかったが、遮るもののない尾根は強い風が吹き荒れ、体力を奪われていた。 最初の異変は、次の山小屋まであと2キロという地点での、下腹部を突き刺すような鋭い尿意だった。 「次のトイレまであと30分……これくらいなら大丈夫」 そう自分に言い聞かせていたが、強風による冷えが一気に膀胱を限界まで刺激し始めた。

尾根道は木々が低く、周囲は360度のパノラマが広がっていた。つまり、身を隠す場所が全くない。その露出した空間の檻が、私の尿意をさらに加速させた。 最初は一時的なものだと信じようとしたが、無情にも第ニ波の強烈な尿意が下腹部を激しく襲った。 冷たい冷や汗が額から流れ落ち、全身がガタガタと震え始める。

「ここで漏らしたら、すれ違う登山客にすべて見られてしまう……」 恥ずかしさと焦りから、心臓が爆発しそうなほど高鳴り始める。 トレッキングパンツの中で、お尻の筋肉を極限まで締め付け、内もも同士を強く押し付け合った。 強風が吹き抜けるたびにお腹の中で冷たい蛇口が開いたような感覚になり、頭が真っ白になって足元がガタガタと震え始める。

限界が近づくにつれ、歩くこと自体が困難になっていった。 少しでもお腹への圧迫を逃がそうと腰を浮かせ、身を捩りながらゆっくりと進む。 「神様、どうか身を隠せる場所をください……」 心の中で何度も祈るが、尿意の波は容赦なく私の膀胱を締め付け、括約筋が決壊寸前の水門のようになり、限界の熱さが襲ってきた。

ついに我慢の限界を悟り、私は登山道から少し外れ、斜面にある大きなハイマツの茂みの影へと滑り込んだ。 周囲の登山客が来ないことを祈りながら、パンツを脱ぎ下ろして一気にすべてを放出した。 冷たい風が露出したお尻を通り抜ける中での、あの天にも昇るような解放感とスリルは、今思い出しても股の奥がキュンとする。 今でも山頂の強風を感じるたび、あのハイマツの影での極限の我慢と、全身がとろけるようなスリルを昨日のことのように思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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