フリーマーケットの人混みと限界のJD
爽やかな秋の10月、午後2時半頃の都内の公園で開催された大規模なフリーマーケットでのことだ。気温は20度前後と心地よく、会場は多くの買い物客で溢れかえっていた。 ……その時、古着を出品しているブースの裏手で立ちすくんでいた女性が目に入った。
年齢は20代前半の女子大生風。白いケーブルニットに、チェックのプリーツミニスカート。足元は黒いロングブーツを履いていた。髪はポニーテールに結ばれ、手には小さなトートバッグを持っていた。 最初は自分の出品商品を熱心に説明していた彼女だが、急に口数が少なくなった。
彼女の様子がおかしくなったのは、お茶をたくさん飲んでしばらくしてからのようだった。 小刻みにステップを踏むように、右足と左足に交互に重心を入れ替えているのだ。 公園のトイレはフリマの客でどこも30分待ちの長い行列ができており、ブースを離れることもできない絶望が、彼女を襲っていた。 顔は真っ赤に上気し、額には細かい汗の粒が光り、きつく結んだ口元は小さく震えていた。
見てはいけないと思いつつも、彼女のミニスカートの裾の中で限界を迎えて震える脚から目が離せなくなり、私の心臓はドクンと激しく高鳴った。 尿意の第ニ波が彼女を襲う。 彼女はついに耐えかねて、トートバッグを両手で強く握りしめ、内股をこれでもかと擦り合わせている。
「どうしよう……」と涙目で呟きながら、周囲の楽しそうな声に怯えるように縮こまっている。 第三波の激しい尿意が襲った瞬間、彼女は「っ……!」と小さく悲鳴のような息を漏らし、その場にうずくまってしまった。
結局、彼女は友達にブースを任せて列を離れ、両手でスカートの前を押さえながら、お尻をかばうように内股で公園の裏の植え込みへと消えていった。 今でもフリマの喧騒を見るたび、あの日の秋風と、極限の我慢に震えていた彼女の涙目を思い出して胸が苦しくなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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