秋の森林公園と遠いカメラ散歩
紅葉が散り始めた11月の午後2時前、私は都内の広大な森林公園にいた。気温は13度と低く、一眼レフカメラを首に下げて落ち葉のじゅうたんの上を一人で散策していた。 最初の異変は、園内の最も奥にある展望広場に到着した直後の、下腹部をギューッと雑巾のように絞られるような突然の便意だった。 「次の売店まであと20分……なんとか持たせる」 そう自分に言い聞かせてカメラバッグを背負い直したが、直前に売店で食べた冷たいソフトクリームが、完全に仇となった。
公園の奥地にはトイレがなく、最も近いトイレは正門近くの管理事務所まで戻らなければならなかった。その逃げ場のない広大な森という物理的な檻が、私の便意をさらに加速させた。 最初はお腹をさすってやり過ごそうとしたが、無情にも第ニ波の朝(激しい)便意が下腹部を激しく襲った。 冷たい冷や汗が額からタラリと流れ、全身がガタガタと震え始めるのを感じる。
「ここで漏らしたら、趣味のカメラもろともすべてを失う……」 恥ずかしさと焦りから、心臓が爆発しそうなほど高鳴り始める。 チノパン of 中で、お尻の筋肉を極限まで締め付け、内もも同士を強く押し付け合った。 お腹の奥がゴロゴロと激しい音を立てるたび、頭が真っ白になり、一歩前に進むことさえ恐怖に変わる。
限界が近づくにつれ、立ち止まっていること自体が耐えがたい苦痛に変わる。 少しでもお腹への圧迫を逃がそうと腰を浮かせ、身を捩りながらゆっくり進む。 「神様、お願いだからお腹の痛みを引かせてください……」 心の中で何度も祈るが、括約筋が悲鳴を上げ、決壊寸前の水門のように今にも熱いものが漏れ出しそうだった。
ついに我慢の限界を悟り、私は遊歩道から外れて鬱蒼としたシダ植物の生い茂る藪の中へと滑り込んだ。 周囲の観光客に見られないよう祈りながら、パンツを脱ぎ下ろして一気にすべてを排出した。 冷たい風が露出したお尻を通りぬける中での、あの天にも昇るような解放感とスリルは、今思い出しても股の奥がキュンとする。 今でもカメラのシャッターを切るたび、あの藪の中での極限の我慢と、全身がとろけるようなスリルを思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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