冬の三者面談の廊下での孤独
12月の木曜日、午後4時半を過ぎて薄暗くなった高校の廊下でのことだ。私は自分の三者面談の順番を待つため、廊下に置かれた冷たい丸椅子に一人で腰掛けていた。 最初の異変は、待機し始めてから15分ほど経った頃の、下腹部を締め付けるような突然の便意だった。 「次の面談まであと少しだから、終わるまで耐えよう」 しかし、それが悲劇の始まりだった。
前の生徒の面談が長引き、廊下を渡る冷たい風が私の制服の薄いストッキングを通り抜け、胃腸を容赦なく冷やしていった。 お腹がゴロゴロと大きな音を立てるたび、全身から冷や汗がにじみ、激しい痛みの波が押し寄せた。 「ここで席を外してトイレに行ったら、順番が飛ばされてしまう……」
親も教師もいる状況で、自分が便意で席を外したと知られるのは死ぬほど恥ずかしかった。 私は丸椅子の上で、両足をきつく交差させ、お尻の筋肉を極限まで締め付けた。 括約筋をこれ以上ない力で締め、頭の中で「早く前の面談が終わって、早く私の番を終わらせて」と祈り続けた。
便意の第2波はさらに強烈で、お腹の底から何かが一気に押し寄せてくる感覚だった。 私は丸椅子の端に座り直し、少しでも圧迫を逃がすために腰を浮かせながら限界を耐え忍んだ。 額から流れる冷や汗が床に落ち、呼吸がどんどん荒くなっていくのが自分でも分かった。恥ずかしさと極限の我慢のスリルに、脳が熱くなる。
ようやく前の生徒が出てきて私の名前が呼ばれた瞬間、私は立ち上がることができず、涙目で「すみません、トイレに……」と小さく告げ、お尻をかばう姿勢でトイレの個室へと早歩きで駆け込んだ。 便座に座り、お腹の圧迫が一気に解放された時のあの全身がとろけるような感覚。
今でも冬の静まり返った廊下を通るたび、あの時の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して胸がキュンとする。
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