排泄物語

進路指導室前の暗闘

投稿者: 学校シチュエーション・エピソード集(エピソード51-100)1分で読めます閲覧 1,4944.2(12件)

2月の極寒の放課後、午後5時を過ぎて静まり返った高校の廊下でのことだ。私は大学進学に関する三者面談の順番を待つため、進路指導室の前に置かれた冷たいスチール椅子に一人で腰掛けていた。 最初の異変は、椅子に座ってから15分ほど経った頃の、下腹部を雑巾のように絞られるような突然の便意だった。

「前の生徒の面集がもうすぐ終わるから、自分の番が済むまで耐えよう」 しかし、それが悲劇の始まりだった。 面談が長引き、廊下を渡る冷たい風が私の制服の薄いストッキングを通り抜け、胃腸を急速に冷やしていった。 お腹がゴロゴロと大きな音を立てるたび、全身から冷や汗がにじみ、激しい痛みの波が押し寄せた。

「ここで席を外してトイレに行ったら、順番を飛ばされてしまう……」 親も教師もいる状況で、自分が便意で席を外したと知られるのは死ぬほど恥ずかしかった。 私は椅子の上で両足をきつく交差させ、お尻の筋肉を極限まで締め付けた。 括約筋をこれ以上ない力で締め、頭の中で「早く終わって」と祈り続けた。

便意の第2波はさらに強烈で、お腹の底から何かが一気に押し寄せてくる感覚だった。 私は椅子の端に座り直し、少しでも圧迫を逃がすために腰を浮かせながら限界を耐え忍んだ。 額から流れる冷や汗が床に落ち、呼吸がどんどん荒くなっていくのが自分でも分かった。恥ずかしさと極限の我慢のスリルに、脳が熱くなる。

ようやく前の生徒が出てきて私の名前が呼ばれた瞬間、私は立ち上がることができず、涙目で「すみません、トイレに……」と小さく告げ、お尻をかばう姿勢でトイレの個室へと早歩きで駆け込んだ。 便座に座り、お腹の圧迫が一気に解放された時のあの全身がとろけるような感覚。

今でも冬の静まり返った廊下を通るたび、あの時の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して胸がキュンとする。

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