職員室での説教中の暗闘
11月の肌寒い放課後、午後5時前の職員室の前でのことだ。私は別の用事で職員室の入り口に立っていたが、中の相談スペースで担任教師から厳しい説教を受けている女子生徒の姿が目に入った。
年齢は17歳、高校2年生。ブレザーの下に紺色のセーターを着て、チェックスカトを穿いている。髪は肩まで伸ばした黒髪で、クラスではいつも明るく話す生徒だった。 説教が始まって20分が経過した頃、彼女の様子が急変した。
椅子の上で、彼女が不自然に腰を浮かせたり身を丸めたりしているのだ。 彼女は自分のカバンを膝の上に抱え込み、下腹部をぎゅっと圧迫するようにして前かがみになっていた。 顔からはみるみる血の気が引き、額には大粒の汗が浮き上がっている。間違いない、彼女は急激な腹痛と便意の波に襲われている。
教師の前という張り詰めた空気の中で「お腹が痛い」と切り出すのが、彼女にとってどれほどの苦痛であるかは容易に想像できた。 見てはいけないと思いつつも、彼女の太ももが限界の緊張で強張り、カバンを握りしめる指先が白く震えている様子に私の心臓はドクドクと高鳴った。 便意の第2波が彼女を直撃した。
「うぅ……」とかすかな声が漏れ、彼女はお尻を椅子から少し浮かせるようにして身を震わせた。 括約筋を極限まで締め付けているのが、太もめの震えから伝わってくる。 「どうした?」と教師が尋ねると、彼女は涙目で「なんでもないです……」と掠れた声で答えたが、体は小刻みに震えていた。
それから数分後、ついに耐えかねたように「すみません、トイレに!」と叫んで彼女は席を立ち、腰を引いた奇妙な歩き方で廊下へと走り去っていった。 今でも職員室の静かな空間にいると、あの時の彼女の限界の表情と、私の胸を焦がしたあの日のスリルが蘇る。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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