中間テト直前の古典の授業
5月の午前10時、中間テストを翌週に控えた古典の授業でのことだ。私は静まり返った教室の中、眠気と戦いながら黒板の文字をノートに書き写していた。 ……その時、私の斜め前に座っていた女子生徒が目に入った。
年齢は16歳、高校2年生。白のブラウスにチェックのスカトを穿いている。髪は肩まで伸ばした黒髪で、クラスではいつも静かに本を読んでいる真面目な子だ。 授業が始まって20分が経過した頃、彼女の様子が急変した。
机の下で、彼女が不自然に腰を浮かせたり身を丸めたりしているのだ。 彼女は自分のカバンを膝の上に抱え込み、下腹部をぎゅっと圧迫するようにして前かがみになっていた。 顔からはみるみる血の気が引き、額には大粒の汗が浮き上がっている。間違いない、彼女は急激な腹痛と便意の波に襲われている。
授業を担当する教師は規律に厳しく、授業中のトイレ退出を極端に嫌うことで有名だった。その社会的なプレッシャーが彼女を縛っているのだろう。 見てはいけないと思いつつも、彼女の太ももが限界の緊張で強張り、カバンを握りしめる指先が白く震えている様子に私の心臓はドクドクと高鳴った。 便意の第2波が彼女を直撃した。
「うぅ……」と小さく声が漏れ、彼女は椅子の背もたれから完全に離れて身を硬直させた。 お尻の筋肉を限界まで締め付けているのが、制服の生地の張りと衣擦れから伝ってくる。 「大丈夫?」と隣の席の生徒が声をかけるが、彼女は涙目で「なんでもない……」と答えるのが精一杯だった。
それから数分後、ついに耐えかねたように彼女は手を挙げ、お尻をかばう奇妙な歩き方で教室から廊下へ飛び出していった。 今でもあの古典の授業の静寂を思い出すたび、あの時の彼女の限界の表情と、私の胸を焦がしたあの日のスリルが蘇る。
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