創作ダンス発表会のステージ
9月の午後11時、学校の体育館で行われた体育の創作ダンス発表会でのことだ。私はステージの下の観客席で、他グループの発表を黙々と見つめていた。 ……その時、ステージの上に立っていた女子生徒が目に入った。
年齢は16歳、高校2年生。学校指定の体操着の半袖Tシャツにハーフパンツを着用している。長い黒髪をポニーテールに結び、クラスでもダンスが得意な活発な子だった。 ダンスが始まって10分が経過した頃、彼女の様子が急変した。
ステップを踏む足元が、不自然にこわばり始めたのだ。 彼女は自分の両手でお腹を抱え込むようにして、ダンスの動きを小さくしていた。 顔からは完全に血の気が引き、額には大粒の汗が浮かび上がっている。間違いない、彼女は急激な腹痛と便意の波に襲われている。
全クラスの生徒と教師が見つめるステージの上で「お腹が痛い」と抜けるのは、彼女にとって耐え難い羞恥心だったのだろう。 見てはいけないと思いつつも、彼女の太ももが限界の緊張で強張り、ショートパンツの裾を握りしめる手の甲に青い血管が浮かび上がっている様子に私の心臓はドクドクと高鳴った。 便意の第2波が彼女を直撃した。
「うぅ……」と喉の奥で押し殺した呻き声が漏れ、彼女はお尻を少し浮かせるようにして身を震わせた。 括約筋を極限まで締め付けているのが、太もめの震えから伝ってくる。 ダンスが終了した瞬間の合図とともに、彼女は礼もそこそこに、お尻をかばう姿勢でトイレへと脱兎のごとく走り去っていった。
今でも体育館のダンス曲を聴くたび、あの時の彼女の限界の表情と、私の胸を焦がしたあの日のスリルを思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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