深夜の大学研究室での居残り
凍てつくような1月の木曜日、午後8時を過ぎて静まり返った研究室でのことだ。私は卒業論文の締め切りに追われ、暖房の消えた冷え切った研究室で一人パソコンに向き合っていた。 最初の異変は、キーボードを叩き始めてしばらくした頃の、下腹部をギューッと締め付けるような突然の便意だった。
「この章のレポトを保存してメールで送るまであと20分。そこまで我慢しよう」 しかし、それが最悪の選択だった。 夜間の冷気が私のジーンズを通り抜け、胃腸を容赦なく冷やしていった。 お腹がゴロゴロと不穏な音を立てるたび、冷たい汗がにじみ、激しい痛みの波が押し寄せた。
「ここで席を外してデータを壊したら最初からやり直しになる……」 その焦りが私を椅子に縛り付けた。 私は椅子の上で両足をきつく交差させ、お尻の筋肉を極限まで締め付けた。 括約筋をこれ以上ない力で締め、頭の中で「早くメール送信が終わって」と祈り続けた。
便意の第2波はさらに強烈で、お腹の底から何かが一気に押し寄せてくる感覚だった。 私は椅子の端に座り直し、少しでも圧迫を逃がすために腰を浮かせながら限界を耐え忍んだ。 額から流れる冷や汗がキーボードに落ちそうになり、呼吸が荒くなる。恥ずかしさと極限の我慢のスリルに、脳が熱くなる。
送信完了のダイアログが出た瞬間、私は椅子から立ち上がろうとしたが、お腹の激痛で一瞬硬直した。 なんとか腰を引き、お尻をかばう姿勢で廊下の奥にあるトイレへと早歩きで駆け込んだ。 便座に座り、お腹の圧迫が一気に解放された時のあの全身がとろけるような感覚。
今でも深夜の静まり返った研究室の匂いを感じるたび、あの時の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して胸がキュンとする。
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