排泄物語

深夜の大学サークル部室

雪がしんしんと降る1月の木曜日、午後9時過ぎの大学のサークル部室でのことだ。私はサークルの会計監査の書類整理のため、誰もいない冷え切った部室で一人パソコンに向き合っていた。 最初の異変は、キーボードを叩き始めてしばらくした頃の、下腹部をつんと刺激するような尿意だった。

「あと少しでこのデータを保存できるから、そこまで我慢しよう」 しかし、それが最悪の選択だった。 古い木造部室の冷気が、私の足元から這い上がり、膀胱を容赦なく冷やしていった。 小康状態だった尿意は、誤魔化しの利かない第2波となって下腹部を激しく締め付けた。

「やばい、本当に漏れるかもしれない……」 全身から冷たい汗が吹き出し、背中にはゾクゾクと鳥肌が立つ。 サークル棟の女子トイレは1階の端にしかなく、2階の部室からは長い廊下と階段を渡らなければならない。その距離が私の焦りをさらに煽った。 私は制服のスカトの下で両足をきつく交差させ、内ももをぎゅっと擦り合わせることで必死に耐えた。

括約筋を極限まで締め、頭の中で「早く保存が終わって」と祈り続けた。 膀胱が限界まで膨らみ、破裂寸前の水球を必精に筋肉の栓で抑えているような感覚だ。 漏らしそうな恥ずかしさと、極限状態で限界を堪えるスリルに、頭の芯がジーンと痺れる感覚が混ざり合った。

ついに保存が終わり、私はノートパソコンを閉じると、両手で前を押さえながら、おぼつかない足取りで階段を駆け下り、トイレへと滑り込んだ。 個室に入って便座に腰を下ろし、一気に温かいものが解放された瞬間の、あのとろけるような快感。

今でも冬の静まり返ったサークル棟を通るたび、あの時の冷や汗と、限界の尿意に震えていた股の奥の痛みを思い出す。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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