排泄物語

卒業式本番の証書授与列

投稿者: 学校シチュエーション・エピソード集(エピソード101-150)1分で読めます閲覧 1,2013.4(5件)

木枯らしが吹く3月の朝、体育館でのことだ。私は卒業式本番に参加し、学位記の授与を待つ整列したパイプ椅子に座っていた。 最初の異変は、式の進行説明が始まってしばらくした頃の、お腹の底をギューッと雑巾のように絞られるような突然の便意だった。

「証書を受け取るまであと30分。それくらいなら耐えられるはず」 しかし、それが最悪の選択だった。 暖房のない広い体育館の冷気が、私の足元から這い上がり、胃腸を容赦なく冷やしていった。 お腹が冷えるにつれ、便意は猛烈な第2波となって襲ってきた。 「やばい、本当に漏れるかもしれない……」 全身から冷たい汗がにじみ、背中に鳥肌が立つのを感じる。

一生に一度の晴れ舞台の最中であり、名前を呼ばれる順番が迫る中で手を挙げて退室することは、絶対に避けたかった。 私は袴のスカート(スカト)の下でお尻の筋肉を極限まで締め付け、両足をきつく交差させた。 お腹がゴロゴロと大きな音を立てるたび、頭の中が真っ白になり、呼吸を整えるのが精一杯だった。

決壊寸前の水門を、必死に太ももの力とお尻の力だけで支えている状態だ。 限界が近づき、椅子に座っているだけでお尻を圧迫するため、少しでも逃げ場を作るために身を捩った。 「神様、お願いします。早く私の番が終わって……」と心の中で祈るが、式典の進行は遅い。

ついに私の名前が呼ばれて証書を受け取った瞬間、私はお尻をかばう姿勢で壇上からそのまま廊下へ飛び出し、トイレの個室へ駆け込んだ。 便座に座り、お腹の圧迫が一気に解放された時のあの全身がとろけるような感覚。

今でも卒業式のはかま姿の女性を見かけるたび、あの時の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して胸が熱くなる。

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