大学生の静かな試験期間中の自習室
冬の試験期間中の午後三時、大学の静まり返った自習室でのことだ。室内にはただ、暖房の静かな唸り音と、学生たちが参考書をめくる微かな紙の音だけが響いていた。私は明日の必修科目のテスト勉強のために、仕切りのある個人ブース席にこもっていた。 集中するために購入した、冷たい缶コーヒーを二本も連続で飲み干してしまったのが悲劇の始まりだった。 最初の異変は、ノートを一冊まとめ終えた頃だった。下腹部の奥で、ツンとした鋭い尿意が走り抜けた。 「この章が終わるまで……」と、私は席を立つのを後回しにした。
しかし、カフェインと冷えの効果は凄まじく、尿意はすぐに誤魔化しの効かない第二波へと成長した。 私はコーデュロイのタイトスカートの下で、両脚をきつく交差させ、内ももをこれでもかと密着させた。 冷たい汗が全身から噴き出し、背中に張り付いていく。 自習室は音を立ててはいけない静寂の空間だ。立ち上がるだけで椅子が「ガタッ」と大きな音を立てて床と擦れる。その不快な視線を浴びる社会的プレッシャーを考えると、どうしても席を立つ勇気が出なかった。
尿意は容赦なく第三波を送り込んできた。 私はシャープペンを握る手に白くなるほど力を入れ、ノートの隅をちぎれんばかりに掴んでいた。 顔は青ざめ、バッチリ仕上げたはずのメイクが冷や汗で崩れて目に入りそうになる。 「もしここで漏らしてしまったら、この自習室で……」 パニックに近い焦りと恥ずかしさで、耳の奥が熱くなり、鼓動が激しく打ち鳴らされる。 膀胱がパンパンに膨れ上がり、少しでもお腹に力を抜けば、その瞬間に限界を超えて温かい尿が溢れ出してしまいそうだった。
ようやく我慢の限界が訪れた。次の波が来た瞬間、私は「ううっ……」と喉の奥で声を漏らしそうになり、全身の筋肉を硬直させた。 お尻をシートから少し浮かせるようにして逃げ場を作るが、その動きすら膀胱を刺激する。 涙目のまま、私はカバンを掴んで弾かれたように立ち上がった。
内股のまま、奇妙に腰を回すような歩き方で、自習室を出て廊下のトイレへと急いだ。 個室に入り、便座に座った瞬間のあの全身の力が抜けるような解放感。 今でも静かな自習室に行くたび、あの日の我慢と、ギリギリの恐怖を思い出して股の奥がキュンとする。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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