排泄物語

地底の暗闇に閉ざされた叫び

投稿者: 生成エピソード集(エピソード601〜650)2分で読めます閲覧 1,0093.6(5件)

蒸し暑い七月の月曜日、午前八時半前の地下鉄の車内でのことだ。通勤ラッシュで車内は身動きの取れない超満員となっており、エアコンの冷気と乗客たちの熱気が混ざり合って息苦しい空気が立ち込めていた。そんな中、電車が駅の手前で突如「信号待ち」のために緊急停車した。最初の異変は、停車してからわずか五分後に訪れた。下腹部の奥深くで、ゴロゴロと不穏な地鳴りのような便意の第一波が走った。

「次の駅まであと数分……すぐに動き出すはず」と自分に言い言い聞かせたが、それが終わりのない地獄への入り口だった。電車の運行状況を告げるアナウンスが流れ、復旧までに三十分以上かかることが判明した瞬間、私の背中に一気に冷たい汗が噴き出した。超満員電車という、絶対に逃げ出すことができない物理的・社会的檻が私をその場に縛り付けた。私はその日、オフィスカジュアルの白いシフォンブラウスに、グレーのロングフレアスカート、そしてストッキングにフラットシューズを履いていた。髪はハーフアップにまとめていたが、腹痛による脂汗で首元がじっとりと濡れ、前髪が額にはりついて息苦しい。

車内は乗客たちの焦燥と苛立ちで満ちている。便意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、下腹部を引き裂くような激痛が走るたびに、私は「くっ……」と声を漏らしそうになり、吊り革を握る右手に全ての力を込めて耐えた。フレアスカートの下で両脚をこれでもかと強く交差させ、内もも同士を強く密着させて震える脚を抑えた。お尻の括約筋を極限まで締め付け、背中を不自然に丸めて耐える。顔面からは完全に血の気が引き、土気色になっていり。

「あと何分、早く動いて……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返すが、冷や汗が目に入り、噛み締めた唇からは血の味がした。車内の照明が薄暗く感じられ、恐怖で心臓がバクバクと激しく脈打った。喉はカラカラに渇き、息を吸うのも苦しいほどだった。

ようやく電車が次の駅に滑り込み、ドアが開いた瞬間、私は周囲の乗客を押し分けるようにホームに飛び出し、不自然な内股のまま早足で駅のトイレへと急いだ。個室の便座に座り、凄まじい勢いで熱い泥水が放出された瞬間の、頭が真っ白になるような圧倒的な解放感。今でも地下鉄のブレーキ音を聞くたびに、あの時の極限の冷や汗と下腹部の激痛を思い出して股の奥がすくむ。

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