排泄物語

補習室の冷たい机

投稿者: 生成エピソード集(エピソード651〜700)2分で読めます閲覧 8314.8(4件)

厳しい寒風がガラス窓をガタガタと揺らす12月の放課後、午後5時過ぎの薄暗い補習室でのことだ。数学の小テストで赤点を取った私は、冷え切った教室の片隅で居残り課題のプリントに向き合って痛。教室には私と、教卓で採点作業を進める厳しい数学教師の二人しかおらず、室内の暖房はほとんど効いていなかった。最初の異変は、補習が始まって30分が経過した頃だった。下腹部の奥深くで、ツンと刺すような鋭い尿意が走った。

「プリントが全て終わるまであと20分……それくらいなら絶対に我慢できる」と自分に言い聞かせたが、それが終わりのない地獄への入り口だた。直前の休み時間に友人と喋りながら飲んだ冷たいミルクティーの水分が、この寒さと試験の緊張によって急速に膀胱へと送り込まれ、膨らみかけた風船のように容赦ない圧迫感を主張し始めたのだ。

私はその日、学校の制服である紺色のプリーツスカートに、黒のタイツと茶色のローファーを合わせていた。首元にはマフラーを巻いたままだったが、尿意の焦燥感から全身に噴き出した冷や汗で額の髪がベタつき、首元がじっとりと濡れて皮膚にはりつく。顔からは完全に血の気が引き、土気色になっているのが自覚できた。

静まり返った教室内で教師がプリントを捲る音だけが響く中、途中で「トイレに行きたい」と伝えることが極めて困難な社会的状況が、私を肉体的にも精神的にも限界へと追い詰めていく。

少しでも動けば教師に叱責されるという恐怖があり、私はシャーペンを持つ指先を白く震わせながら、タイツの中で両腿をぎゅっと交差させ、内もも同士を強く押し付け合って耐えた。しかし、尿意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、膀胱は決壊寸前の水風船のように膨らみ、下腹部全体が引き裂かれるように痛む。「あと10分、あと大問が一つ……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返すが、先生が時計を見るたびに心臓が激しく脈打ち、焦りで思考が停止しそうになった。

恥ずかしさと、この静寂の中で今にも粗相をしてしまうのではないかという恐怖が混ざり合い、耳の奥が熱くなって喉がカラカラに渇いた。

ようやく「よし、提出して帰っていいぞ」と声がかかった瞬間、私は問題用紙を机に置き、周囲の目も気にせずに立ち上がった。しかし、一歩を踏み出す衝撃で尿道が限界を迎えそうになり、その場でビクンと全身を硬直させて動けなくなった。涙目でプリントファイルを下腹部に強く押し当て、がくがくと震える膝を内側に折り曲げ、すり足のような奇妙な歩幅で廊下の女子トイレへと位置を移動した。便座に座り、温かい水分が勢いよく放出された瞬間の圧倒的な解放感。今でも補習室のチャイムを聞くたび、あの時の冷や汗の冷たさと股の奥がすくむような恐怖を思い出す。

---

― この話は、これにて ―

この話を評価する

平均 4.8(4件)

掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

生成エピソード集(エピソード651〜700)」の他の話

3.755閲覧 2,520

真冬のアトラクションの洗礼

北風が容赦なく吹き荒れる1月の三連休、午後3時過ぎの千葉県にあるテーマパークでのことだ。大人気アトラクションの前には「140分待ち」の長い行列ができており、周囲はカップルや家族連れで溢れかえっていた。最初の異変は、列の半ばまで進んだ並び始め…

4.678閲覧 2,519

情報演習室の密やかな汗

秋雨の降る10月の午後3時過ぎ、大学の情報教育棟にある演習室でのことだ。室内はエアコンで寒いくらいに冷やされており、何十台ものPCのファンの音が静かに響いていた。私はレポートを作成するために後方の席に座っていた。……その時、私の二つ前の席で…

4.656閲覧 2,230

クリニック待合室の砂時計

うららかな5月の午後2時過ぎ、都内にある歯科クリニックの待合室でのことだ。最新の歯科ユニットが並ぶ待合エリアは静かで、微かに消毒液の匂いが漂っていた。最初の異変は、受付を済ませてソファに座ってから10分が経過した頃だった。下腹部の奥深くで、…

4.873閲覧 2,214

大型書店の迷路

冷たい秋雨が降る10月の午後3時過ぎ、都内にある大型書店の文芸書フロアでのことだ。店内は読書を楽しむ人々で静まり返っており、本のインクの匂いと暖房の熱気が漂っていた。私は棚の間で小説を探していた。……その時、近くの歴史書コーナーの棚の前で立…

関連する話

3.8427閲覧 1.9万

【観測記録・春】上野公園の満開の下、宴会集団から出た限界個体の記録

4月2日、上野恩賜公園。晴れ、風弱し。ソメイヨシノは満開を2日過ぎた頃で、園内は夕方の時点で既に飽和状態であった。私の定点は噴水広場寄りのベンチ。ここは公衆トイレへの動線が交差する要衝であり、観測には最適である。花びらが夕風に乗って絶えず舞…

3.7918閲覧 1.9万

【観測記録・秋】ハロウィン渋谷、ゾンビメイクの女性が本物の緊急事態になるまで

10月31日、渋谷センター街周辺。晴れ、夜間気温15度。ハロウィン当夜の渋谷は、観測者にとって年間最大のフィールドである。ただし近年は規制強化で路上飲酒が減り、事例数は減少傾向にある。それでも仮装した成人たちの密度は相変わらず高く、路地とい…

3.7448閲覧 1.6万

河川敷の草むらで、犬の散歩の人が来たあの三分間

金曜の深夜一時、残業帰り。あの公園の夜から、私は遠回りして帰るようになってしまった。まっすぐ帰る道より、少しだけ遠い道を選ぶこと。それが自分でも気づかないうちに、習慣という名の秘密になっていた。 その日は多摩川の河川敷を選んだ。土手の下の草…

4.1738閲覧 1.5万

夏フェスのトイレ百人待ちとか無理。森でしてきた女の言い分

てかさ、夏フェスのトイレ問題どうにかならんの?って毎年言ってるんだけど。去年の山のフェス、昼のピークで仮設トイレ百人待ちなんよ。百人て。推しのステージ三十分後に始まるのに並んでたら人生終わるじゃん。 しかもうち、その時点でもう下腹やばくてさ…

読むだけ、で終わらせない

排泄プレイが好きな女の子は、本当にいる。

aune(アウネ)は、性癖を打ち明けてつながるマッチングサービス。「排泄系が好き」と公言している女の子が実際に登録しています。体験談を読むだけじゃなく、あなた自身の体験をつくりに行きませんか。プレイ相手を探すなら、最初から性癖が一致する相手と。

auneで排泄好きの相手を探す

PR・広告リンクを含みます