排泄物語

ウェディングドレスの拘束

投稿者: 生成エピソード集(エピソード651〜700)2分で読めます閲覧 8964.4(5件)

秋晴れの爽やかな10月の日曜日、午前10時半前、都内の一流結婚式場の新婦控室でのことだ。まもなく挙式が始まるという人生で最も重要な瞬間の直前、私は純白のウェディングドレスを身にまとい、メイクアップの最終調整を受けていた。最初の異変は、コルセットが極限まで締め上げられた直後だった。下腹部の奥深くで、ズンと重くのしかかるような鈍い便意の第一波が走った。

「これから挙式と披露宴が始まるのに、今さらドレスを脱ぐわけにはいかない」と自分に言い聞かせたが、それが地獄の始まりだた。緊張をほぐすために飲んだ温かいハーブティーが、ドレスの締め付けによって胃腸を急激に刺激し、逃げ場のない便意へと変化したのだ。

私はその日、何重ものパニエが入った豪華なウェディングドレスに、シルクのストッキング、そして10センチヒールの白いパンプスを履いていた。髪は華やかにアップスタイルにまとめられていたが、腹痛による冷や汗で額の生え際からだらだらと汗が流れ落ち、首元のベールを濡らしていた。メイクは崩れ、ファンデーションが脂汗で浮き上がり、顔面は完全に土気色になり、きつく噛み締めた唇からは赤みが消えて白くなっていた。

結婚式の直前という、絶対に途中で退席できない極限の社会的状況が、私を肉体的にも精神的にも限界へと追い詰めていく。

ドレスの中で、私は両脚をきつく交差させ、内もも同士を強く押し付け合って耐えた。パンプスの踵を交互に上下させながら、お尻の括約筋を極限まで締め付ける。お腹の中で暴れ回る泥水のような塊を、紙一枚の厚さの括約筋だけで必死にせき止めているのだ。便意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、下腹部をギシギシと収縮させた。「あと20分、挙式が終わるまで……」と、頭の中で狂ったように秒刻みの計算を繰り返したが、焦りで思考が停止しそうになった。

恥ずかしさと、この神聖な場所で今にも決壊してしまいそうだという恐怖が頭を支配し、心臓は早鐘のように脈打っていた。

ようやく挙式が一段落し、中退の隙に介添え人に小声で「トイレに……」と伝え、裏口の専用化粧室へ駆け込んだ。何人ものスタッフに囲まれてドレスを浮かされながら便座に座り、お腹の毒素が一気に流れ出た時のあの圧倒的な解放感。今でもウェディングドレスを見るたび、あの時の冷や汗の冷たさと股の奥がすくむような恐怖が鮮明によみがえる。

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