排泄物語

クライアント交渉の張り詰めた空気

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冷たい雨が降る11月の木曜日、午後3時過ぎの競合他社の会議室でのことだ。重要な契約交渉が行われており、室内には先方の役員たちが並び、重苦しい空気が漂って痛。私は担当者として交渉の席についていた。最初の異変は、契約書の修正案を提示された瞬間だった。下腹部の奥深くで、ツンと刺すような鋭い尿意の第一波が走った。

プレゼン前に緊張をほぐすために飲んだ冷たい緑茶が、この冷房の効きすぎた室内で膀胱を急激に刺激したのだ。「交渉が終わるまであと20分……なんとか耐えるしかない」と自分に言い聞かせたが、それが終わりのない地獄への入り口だった。

私はその日、上品なグレーのテーラードジャケットに、膝丈のタイトスカート、黒のシアータイツ、そして5センチヒールの黒パンプスを合わせていた。交渉の席という、姿勢を崩すことが許されず、常に人目に晒される極限の社会的檻が、私を椅子の前に縛り付けていた。

タイツの中で両腿をぎゅっと交差させ、内もも同士を強く押し付け合って耐える。しかし、尿意の波は容赦なく第二波、第三波と押し寄せ、下腹部全体を引き裂くように痛ませた。お腹の中で暴れ回る尿意の塊を、括約筋だけで必死にせき止めているのだ。もしここで粗相をしてしまえば、会社も契約も全てが終わるという焦燥感から、心臓は早鐘のように脈打出し、喉がカラカラに渇いて息を引き攣らせていた。額から流れる汗が頬を伝い、丁寧に塗ったファンデーションを溶かしていく。

ようやく交渉が終わり、退出の挨拶をした瞬間、私はお尻をかばう極端な内股の姿勢で部屋を離れた。一歩歩くごとに尿道が悲鳴を上げ、涙目で顔を歪めながらビルの女子トイレへと駆け込んだ。便座に座り、温かい水分が勢いよく放出された瞬間の、頭の芯がとろけるような凄まじい解放感。今でもオフィスの会議室を見るたび、あの時の冷や汗の冷たさと、股の奥がすくむような恐怖が鮮明によみがえる。

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