排泄物語

避難訓連の冷たい風

投稿者: 学校シチュエーション・エピソード集(エピソード1-50)1分で読めます閲覧 7784.8(6件)

10月の月曜日の朝、全校生徒が校庭に集められた避難訓練でのことだ。私は退屈な校長先生の長い講評を聞きながら、地面の砂利を見つめて退屈しのぎをしていた。 ……その時、私の斜め前に並んでいた女子生徒が目に入った。

年齢は15歳くらいの中学生。紺色のセーラー服に白のソックスを履いている。髪は左右に二つ結びにしており、クラスでも真面目で物静かな生徒だ。 秋の冷たい朝風が吹き抜ける中、彼女の様子が明らかにおかしくなった。

もじもじと足元を絶え間なく動かしているのだ。 彼女は自分の両太ももを交互に前に突き出すようにして、足を踏み替えている。 校長の話が長引く中、彼女の頭はどんどん下を向き、セーラー服の裾を両手でぎゅっと握りしめていた。 青ざめた耳の後ろが緊張で強張っているのが見て取れた。間違いありません、彼女は猛烈な尿意と戦っている。

列を離れてトイレに行けばいいのに、全体が静まり返った訓練の空気と、周囲の生徒たちの視線が彼女を拘束しているのだろう。 見てはいけないと思うのに、彼女のスカートが小刻みに揺れ、太ももをすり合わせる様子から目が離せなくなってしまった。私の心臓はドクドクと高鳴り、喉がカラカラに渇いた。 尿意の波がさらに強まったのだろう。

彼女はついにその場にしゃがみ込んでしまった。 両膝をぴったりと揃えて胸の前に抱え込み、顔を膝にうずめている。 周囲の友人が心配そうに声をかけているが、彼女は小さく首を振るだけで、もう一歩も動けない様子だった。 訓練が終わり解散の指示が出た瞬間、彼女は友人に支えられながら、おぼつかない内股の足取りで校舎のトイレへと急いで消えていった。

今でも秋の冷たい朝風を浴びるたび、あの時の彼女の限界の背中と、私の胸を焦がしたあの後ろ暗い興奮を思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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