調理実習の長い片付け
初夏の午後2時過ぎ、高校の調理実習室でのことだ。私は班のメンバーと一緒に、使った食器や鍋の片付け作業をしていた。 最初の異変は、急にお腹の底がゴロゴロと鳴り出したことによる、重苦しい便意だった。 「実習の片付けが終わるまであと20分。それまで我慢しよう」 しかし、それが大きな間違いだった。
昼食代わりに作った油っこいメニューが、クーラーの冷風でお腹を急激に冷やしたせいか、牙を剥き始めたのだ。 最初は単なる一時的なものだと思い、流し台に体を押し当てるようにして波が去るのを待った。しかし、無情にも第2波の激しい腹痛と便意が襲ってきた。 冷たい汗が額からタラリと流れ、全身に鳥肌が立つのを感じる。
実習室にはクラスメイト全員と教師がおり、全員が忙しそうに動き回っている。ここで手を挙げて「トイレに行きたい」と言うのは、思春期の女子高生にとって死ぬほどの恥ずかしさだった。 私は制服のスカートの下で、両足をぎゅっと交差させ、お尻の筋肉を極限まで締め付けた。 お腹がゴロゴロと大きな音を立てるたび、頭の中が真っ白になり、皿洗いの手が完全に止まってしまう。
限界が近づき、立っていること自体が難しくなり、少しでも圧迫を逃がすために腰を浮かせた。 「神様、お願いします。早く終わって……」 涙目で時計を見つめるが、時間は止まったかのように遅い。
ついに耐えかねて、私は洗っていた皿を置き、震える声で班の友人に「ちょっと体調が悪くて……」と告げ、お尻をかばう姿勢でトイレの個室へ駆け込んだ。 便座に座り、お腹の圧迫が一気に解放された時のあの全身がとろけるような感覚。
今でも調理実習の洗剤の匂いを嗅ぐたび、あの時の冷や汗と、壊れそうだった自分自身の限界を思い出して股の奥がキュンとする。
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