排泄物語

雨の日の自転車通学

投稿者: 学校シチュエーション・エピソード集(エピソード1-50)1分で読めます閲覧 1,0443.4(9件)

梅雨の冷たい雨が降る朝、私は自転車で学校へ向かっていた。 最初の異変は、家を出てから10分ほど経った頃の、下腹部を締め付けるような尿意だった。 「学校の昇降口のトイレまであと少しだから我慢しよう」 そう思ってペダルを漕いでいたが、運悪く工事中の道路で片側交互通行の長い信号待ちに引っかかってしまった。

雨合羽を羽織り、冷たい雨風が制服のスカートの裾から入り込んで、私の膀胱を容赦なく冷やしていく。 「やばい、早く信号青になって……」 冷や汗が雨と混ざって顔を伝い、立っているだけで下腹部に感覚が集中していく。

周囲には同じように信号を待つ同級生の男子やサラリーマンが多数おり、逃げ場はない。 ここで自転車から降りて不自然な動きをすれば、一目で漏れそうだと気づかれてしまう。 私はサドルの上で両足をきつくクロスさせ、太もも同士を限界まで押し付け合った。

波が襲ってくるたびに、括約筋にこれまでにない力を込め、頭の中で神に祈り続けた。 「もう無理、本当に漏れる……」 涙がこぼれそうになり、口の中がカラカラに渇いていく。漏らす恐怖と、極限状態で限界を堪えるスリルに、頭の芯がジーンと痺れるような感覚が混ざり合った。

数分後にようやく信号が変わり、学校の駐輪場に着いた瞬間、私は自転車を放り投げ、昇降口の奥にあるトイレの個室に滑り込んだ。 個室のドアを閉め、便座に座って温かい解放感に包まれた瞬間、全身の力が抜けてその場から動けなくなった。

今でも雨の日の自転車を見るたび、あの凍えるような空気と、限界の恐怖に震えていた股の奥の痛みを思い出す。

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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