放課後の自習室での居残り
秋風が冷たく吹き抜ける10月の放課後、午後6時前の高校の自習室でのことだ。私は数日後に迫った模試の対策のため、誰もいない静かな自習室で一人ノートに向き合っていた。 最初の異変は、シャーペンを動かし始めて30分ほど経った頃の、下腹部をギューッと締め付けるような尿意だった。
「この大問の計算を終わらせるまであと10分。そこまで我慢してから席を立とう」 しかし、それが最悪の選択だった。 暖房が入っていない古い木造の自習室は急速に冷え込み、冷気が足元から走ってきて私の膀胱を容赦なく冷やした。 小康状態だった尿意は、より凶悪な第2波となって下腹部を激しく締め付けた。
「やばい、本当に漏れるかもしれない……」 全身から冷たい汗が吹き出し、背中にはゾクゾクと鳥肌が立つ。 自習室からトイレまでは長い廊下を渡らなければならず、その距離が私の焦りをさらに煽った。 私は制服のスカトの下で両足をきつく交差させ、内ももをぎゅっと擦り合わせることで必死に耐えた。
括約筋を極限まで締め、頭の中で「早く計算が終わって」と祈り続けた。 膀胱が限界まで膨らみ、破裂寸前の水球を必精に筋肉の栓で抑えているような感覚だ。 漏らしそうな恥ずかしさと、極限状態で限界を堪えるスリルに、頭の芯がジーンと痺れる感覚が混ざり合った。
ついに計算が終わり、私はノートを閉じると、両手で前を押さえながら、おぼつかない足取りで廊下を走り、トイレへと滑り込んだ。 個室に入って便座に腰を下ろし、一気に温かいものが解放された瞬間の、あのとろけるような快感。
今でも夕方の静まり返った古い校舎を通るたび、あの時の冷や汗と、限界の尿意に震えていた股の奥の痛みを思い出す。
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