排泄物語

暗闇のトンネルの停車駅

投稿者: 生成エピソード集(エピソード201〜250)2分で読めます閲覧 9143.9(7件)

冷たい秋雨が降る10月の午後5時前、地下鉄の車内でのことだ。信号トラブルのため、列車はトンネル内で完全に停車し、車内には「復旧までしばらくお待ちください」というアナウンスが響いていた。私はドアの近くの吊り革に捕まりながら、ふと対面のドア横に立つ女子大学生に目をやった。……その時、普段は冷静に見える彼女が、不自然な様子で身を捩っているのが目に入った。

彼女は19歳前後の女性で、ベージュのニットカーディガンに、デニムのタイトミニスカート、そして白いスニーカーを履いていた。髪はショートのボブカットで、耳元には小さなゴールドのイヤリングが飾られていた。しかし、彼女の額からは大粒の脂汗が流れ、ファンデーションが脂汗でじわじわとヨレていた。メイクはヨレて目の周りが黒くにじみ、噛み締めた唇からは赤みが完全に消えていた。両手でトートバッグを強くお腹に押し当て、上体を前かがみに折り曲げていた。

スカートの下の彼女の脚は、内ももをこれでもかと密着させ、両膝を限界まで押し付け合うようにして激しく震えていた。スニーカーのつま先に極端な荷重がかかっているらしく、足元が小刻みにがくがくと震え、交互に床を踏みしめていた。 トンネル内での停車のため、車内から脱出することも、トイレに行くことも一切許されないという絶望的な状況だった。車内には多くの乗客がおり、ここで声を上げて助けを求めることもできず、その社会的檻が彼女をその場に縫い止めていた。

尿意の波が押し寄せるたび、彼女は「はぁ……っ」と熱い吐息を漏らし、腰を浮かせてお尻を強く締め上げていた。見てはいけないと思つつも、彼女の白い太ももが限界の緊張でがくがくと震え、デニムスカートの裾が不自然に揺れる様子から目が離せなかった。私の心臓は早鐘のように打ち鳴らされ、息をするのも忘れるほどだた。彼女の顔は尿意の激痛で歪み、涙で濡れた瞳でドアの窓の外を睨みつけていた。

ついに列車が動き出し、次の駅のホームへ滑り込んだ瞬間、彼女はドアが開くのを待たずに通路へ滑り出したが、その脚はがくがくと震えており、手すりにすがりつきながら不自然な内股で改札外のトイレへと消えていった。今でも地下鉄のブレーキ音を聞くたび、あの時の彼女の震える背中と、漂っていた切迫した空気感を思い出して耳の奥が熱くなる。

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― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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