プレゼン本番の演台の下
新緑が美しい5月の午後2時過ぎ、私は自社の新プロジェクトの運命を決める重要なプレゼンテーションの壇上に立っていた。会場は役員や報道関係者で満席になり、スポットライトの熱気で室温は上昇していた。最初の異変は、私のプレゼン順が回ってきた直後だった。下腹部の奥底で、ツンとした鋭い尿意が走り、冷たい汗が背筋を一気に駆け下りたのだ。プレゼン前の緊張をほぐそうと、控室で冷たいお茶を何度も口にしたのが完全に裏目に出た。
私はその日、上品なフォーマルセットアップスーツに、膝丈のタイトスカート、そして薄手のベージュのストッキングと7センチのヒールパンプスを履いていた。髪は知的な印象を与えるためにきっちりと一つ結びにしてまとめていたが、額からにじむ大量の脂汗で前髪がはりついていた。手元にはプレゼン用のリモコンを握っていたが、手汗で滑りそうになり、指先が不自然に震えていた。「ここで『お手洗いに』と退室することは許されない……」と、私の頭の中は絶望で支配されていた。
役員たちが鋭い視線を注いでおり、私の説明の一言一部を聞き漏らすまいとしているのだ。この社会的な立場と責任という檻が、私を演台の後ろに強固に縫い付けていた。尿意は容赦なく押し寄せ、膀胱を限界まで膨らませる。私はタイトスカートの中で両脚を交差させ、内ももをこれでもかと締め上げた。パンプスのつま先に力を込め、お尻の括約筋を極限まで硬直させた。尿意の第二波が来た瞬間、お腹に激しい差し込みが走り、声が震えそうになるのを必死で抑えた。
「大丈夫、あと5分。このパートさえ説明し終えれば……」と自分に言い聞かせるが、呼吸は浅く荒くなり、心臓が鼓動を激しく刻んでいた。見てはいけない部分を誰かに見られているような恥ずかしさと、極限状態を乗り切るスリルが頭の中で混ざり合い、耳の奥がカアッと熱くなった。ようやく私の発表が終わり、次の担当者にバトンタッチした瞬間、私は演台の後ろから一歩を踏み出そうとしたが、下半身の緊張が抜けた衝撃で尿意が暴れ出し、その場に棒立ちになった。両手で必死に下腹部を押さえ、内股のまま不自然に腰を落とした姿勢で何とかステージを降りた。舞台裏に駆け込み、化粧室の個室に滑り込んで温かい解放感を得た瞬間の全身の脱力感は忘れられない。今でもプレゼンのチャイムを聞くたび、あの時の冷や汗と股の奥の戦いを思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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