女子会二次会とお洒落なワインバル
初秋の風が吹く9月半ばの午後7時過ぎ、日比谷公園の近くにある人気のワインバルでのことだ。店内は会社帰りの人々やカップルで大混雑しており、薄暗い通路の奥にある女子トイレの前には常に10人以上の行列ができていた。私は友人を待つため、通路の脇の柱の陰に立っていた。……その時、列の中ほどに並んでいた女性が目に入った。
彼女は20代半ばほどの、薄いイエローのシフォンワンピースを着た上品な女性だった。足元は白いストラップサンダルを履き、髪は綺麗にハーフアップにまとめられていた。しかし、その上品な雰囲気とは裏腹に、彼女の表情は限界の尿意によって強張っていた。彼女はスマートフォンを握りしめたまま、ワンピースの裾をギュッと掴み、下腹部を押し潰すように体をくの字に折り曲げていた。
サンダルを履いた彼女の脚は、内ももをすり合わせながら小刻みにステップを踏み、膝が内側に折れ曲がっていた。顔の筋肉は限界の尿意によって強張っており、額から流れる大量の汗で、丁寧に描かれたアイブローが半分消えかかっていた。彼女は、冷たい白ワインを立て続けに飲んだせいで急激に悪化した激しい尿意の波と戦っていたのだ。周囲には多くの客がおり、列を乱すこともできず、その場に留まるしかない。尿意の大波が襲うたび、彼女は「くっ……」と呻き、サンダルの踵を浮かせてお尻の括約筋を極限まで締め上げていた。
見てはいけないと思うのに、私は彼女のワンピースの下で強張る太ももの震えと、必死に耐えている様子から目が離せなくなった。心臓が激しく脈打ち、手のひらに汗をかいた。もしこの華やかな場所で決壊してしまったら……そんな後ろめたい高揚感が頭をよぎり、耳の奥が熱くなった。
「もう,歩けない……っ」と、ついに彼女は列の途中で立ち止まり、両手で股間を押さえるようにしてその場にうずくまってしまった。友人が慌てて肩を支え、列の先頭の人に交渉して彼女を順番待ちの先に通した。彼女は友人に支えられながら、腰を引きずり、走るるように個室へと消えていった。今でもワインの香りを聞くたび、あの薄暗い通路で限界のポーズで震えていた彼女のイエローのワンピースと、あの瞬間の高揚感を鮮明に思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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