雨のバス停留所と遅延する運行
冷たい雨が降りしきる 11 月の午後 6 時過ぎ、郊外の寂れたバス停留所でのことだ。気温は 8 度まで下がり、街灯の薄暗い光が雨粒を照らしていた。バスは悪天候のため予定時刻から 20 分以上遅れており、停留所には私を含めて数人の乗客が凍えながら待っていた。……その時、私の少し隣に立っていた女子生徒が目に入った。
彼女は高校生らしく、雨で濡れた紺色のブレザーにチェックスカート、そして黒のハイソックスを穿いていた。髪はポニーテールに結ばれていたが、雨と冷や汗のせいで顔に貼りつき、耳元で小さなリボンが震えていた。彼女はスクールバッグを両手で胸の前に強く抱え込み、上体を前かがみに折り曲げていた。
ハイソックスを穿いた彼女の脚は、内ももをこれでもかと密着させ、ローファーのつま先立ちになってがくがくと激しく震えていた。雨音に混ざって、「はぁ……っ、くぅ……」と彼女の押し殺した吐息が漏れ、その度に身を捩っているのが分かった。冷たい雨が彼女の膀胱を容赦なく冷やし、限界の尿意が彼女を襲っているのは明らかだった。
次のバスがいつ来るか分からない焦燥と、周囲に遮るもののない停留所という社会的な檻が、彼女をその場に縛り付けていた。彼女は何度もスマートフォンを確認しようとするが、指先が凍えて震え、画面を操作することすら困難な様子だった。尿意の��が激しく襲うたび、彼女はローファーの踵を地面にトントンと打ち付け、お尻をきゅっと硬直させて耐えていた。
見てはいけないと思うのに、私は彼女の濡れたチェックスカートが限界の震えで小刻みに波打つ様子から目が離せなくなっていた。私の心臓は早鐘のように打ち鳴らされ、息を吸うのも忘れるほどの緊迫感が全身を駆け巡った。彼女の歪んだ顔は苦痛に満ちており、唇を噛み締めすぎて端から血が滲みそうだった。
「うっ……」と、突然彼女は短い悲鳴を上げてその場にへたり込みそうになり、慌ててバス停のポールにしがみついた。両手でスカートの上から股間を強く圧迫し、内股のまま激しく身震いしている。ようやくバスのライトが見えた瞬間、彼女は涙を流しながら、引きずるようなすり足でバスの乗降口へと向かっていった。今でも雨の停留所に立つたび、あの夜の彼女の震える背中と、切迫した雨の匂いを思い出して胸が熱くなる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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