学園祭の準備と閉鎖された校舎
日が沈みかけた11月半ばの午後5時半、私は学園祭の準備の真っ最中で、体育館裏の資材置き場にいた。冷たい風が吹き抜け、私の体はすっかり冷え切っていた。最初の異変は、資材の整理が始まって30分が経過した頃だった。下腹部の奥深くで、つんと冷たい尿意がはっきりと頭をもたげたのだ。
私はその日、学校指定のグレーのセーラー服に、厚手のネイビーのプリーツスカート、黒のハイソックスという装いだった。ハーフアップに結んだ黒髪は、尿意の波が来るたびに吹き出る冷や汗で額にはりつき、小さく結んだ赤いリボンが震えていた。看板用の木材を握りしめる両手は緊張と冷えで真っ白になり、指先が小さく震えていた。冷え切ったコンクリートの上で、私は両膝を限界までくっつけ、内もも同士を強く密着させていた。
「ここで周りの人に言ってトイレに行くなんて言ったら、片付けをサボっていると思われる……」。この社会的なプレッシャーが、私をその場に縛り付けていた。尿意は波のように間隔を狭めながら押し寄せる。第二波、そしてより強力な第三波が来ると、私の下腹部に電流が走るような激痛が走り、背筋がピンと反るように強張った。お尻の括約筋を極限まで締め上げ、ローファーの中で足の指先を限界まで丸め込んだが、それでも漏れそうになる温かい感覚に、顔が真っ赤になり、唇を噛み締めすぎて血の気が完全に引いていた。
「っ,ふぅ、はぁ……」と細く短い呼吸を繰り返し、脳内で必死の時間計算と我まんで耐えた。隣で作業する男子生徒が私の不自然な動きを怪訝そうに見ている気配を感じ、恥ずかしさとスリルで心臓が破裂しそうなほど脈打った。
ようやく「今日の準備はここまで」という号令がかかった瞬間、私は腰を浮かせるようにして動こうとしたが、下腹部に激痛が走り、内股のまま凍りついた。両手で必死にスカートの上から股間を強く押し当て、がくがくと笑う膝を支えながら、何とかすり足で校舎へと向かった。廊下を這うように歩き、女子トイレの便座に座って温かいものが一気に解放された瞬間、涙が溢れ出た。今でも学園祭の準備の喧騒を聴くたび、あの時の冷や汗の匂いと、限界のプリーツスカートの震えを思い出して胸がキュンと締め付けられる。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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