忘年会の帰り、最寄り駅の階段42段目で終わった夜
自分の失敗も書きます。一昨年12月20日、部署の忘年会がありました。ビールを3杯、ハイボールを2杯。22時47分発の各駅停車に乗りました。会も盛り上がって、水分をとることにあまり気を配っていなかったのだと思います。楽しさに気を取られていた。
乗車時間は26分。乗った時点では余裕でした。アルコールの尿意は後から一気に来ることを、私はあの夜に学びました。座席に座った途端に眠気がきて、目が覚めた時にはすでに下腹が重くなっていました。あれは乗車から15分後くらいだったと思う。
降車の3駅前から限界が始まりました。下腹がずしんと重くなって、座席で膝を閉じて必死に耐えました。冷や汗が滲んで、車内の暖房が急に暑く感じました。他の乗客が気づかないよう、必死に平気な顔をしていた。23時13分、最寄り駅に到着。心臓が破裂しそう。
ホームから改札まで、階段が42段あります。その42段目のあたりで、決壊が始まりました。歩きながら、少しずつ出てしまうのです。太ももを伝う感覚がはっきりと分かりました。3段上がるたびに、力が抜けていくような感覚。階段の段数を数えながら歩くという、奇妙な意識状態。
一度始まると、完全には止められませんでした。改札を通る頃には、ストッキングが膝まで濡れていました。頭が真っ白になって、それでも歩き続けるしかありませんでした。恥ずかしさと同時に、不思議な解放感があったのも事実です。社会人としての完璧さから一気に解放される、その感覚。12月で、コートが長かったのがが唯一の救いでした。駅のトイレで下着を処分して、コンビニで買い物をしたふりをして帰宅しました。誰にも気づかれていないはずです。
ただ、あの駅の接近メロディーを聞くと、今でも条件反射で下腹が冷えます。あの駅の階段を上がるたびに、あの夜の感覚が蘇る。あの夜、階段の途中で立ち止まることもできず、ただ前だけを見て歩き続けた自分を、今でも時々思い出します。恥ずかしさよりも、なぜかあの瞬間の解放感のほうが記憶に強く残っているのが、自分でも不思議です。忘年会シーズンの水分摂取量には、本当に気をつけてください。私からは以上です。
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