遠足の帰のバス
初夏の夕方、中学校の遠足からの帰路の大型バス車内でのことだ。車内は遊び疲れた生徒たちの静かな寝息に包まれていた。 ……その時、私の斜め前の席に座っていた女子生徒が目に入った。
年齢は14歳の中学2年生。ジャージ姿の制服で、足元は白いスニーカーを履いていた。髪は短いボブカットで、普段は元気な印象の子だった。 バスが高速道路に入ってしばらくした頃、彼女の様子が急変した。
座席の上で、足元を小さくバタバタと動かしているのだ。 彼女は自分の両手でジャージのポケットのあたりをギュッと握りしめ、内ももを強く擦り合わせている。 高速道路のためバスは停車できず、次のサービスエリアまでまだ20分以上はかかる見込みだった。その状況が、彼女の焦りを最大に引き出していた。 青ざめた顔には冷や汗がにじみ、唇を噛み締めながら、ただ窓の外の流れる景色を見つめていた。
彼女は、猛烈な尿意と戦っている。 その事実に気づいた瞬間、私の胸は高鳴り、彼女のジャージの動きに目が釘付けになった。 見てはいけないと思つつも、彼女が波が襲うたびに膝をガクガクと笑わせ、体を小さく丸める姿に鼓動が早く脈打った。
尿意の第3波が彼女を襲った。 彼女はついに座席の上で上体を深く折り曲げ、両手で股間を強く押さえ込んだ。 「あ、う……」 小さな声が漏れ、彼女のスニーカーの踵がガタガタと床を叩いた。 額から流れる汗を拭う余裕すらなく、ただ目を見開いて限界に耐えていた。
バスがサービスエリアに入った瞬間、彼女は友人に付き添われ、お尻をかばうように内股のまま小走りでトイレへと向かっていった。 今でも高速道路の渋滞表示を見るたび、あの夕暮れのバスの中での彼女の限界の表情と、忘れられない高揚感を思い出す。
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※ 掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。
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