排泄物語

23時41分発の各停、膀胱の残量計と戦った47分間の記録

投稿者: 終電1本前1分で読めます閲覧 6,8763.3(28件)

時系列で書く。22時50分、退勤。オフィスのトイレに寄らなかったのが最初の敗着。理由は、帰宅駅まであと11駅で、間に合うと高をくくったからです。23時10分、駅到着。コンビニでお茶を買う(二つ目の敗着)。カフェインの利尿作用について、知識はあったのに無視しました。23時41分、各停に乗車。快速はもうない。乗車時点で尿意レベルは10段階の4。自宅最寄りまで11駅、47分。計画では間に合う数字でした。

23時58分、レベル6。座れたのが逆に良くなかった。座位は膀胱が圧迫される。物理学的な圧力が、化学的な刺激に変わります。0時10分、レベル8。足を組み替える頻度が3分に1回になる。周囲の乗客の視線が気になり始めました。この時点で途中下車を検討したが、深夜の各停は1本逃すと20分待ち。降りてトイレに行った場合のリスク(駅トイレが閉鎖されている可能性、混雑)と乗り続けるリスクを比較し、続行を選択。その判断の後悔が、刻一刻と深まっていきました。

0時15分、レベル8.5。波の間隔が明確に短くなる。第一波は3分耐えれば引いたが、この時間帯の波は90秒間隔で来て、引き際の残量が毎回増えていた。ハンカチを握りしめ、太ももを固く合わせ、車内広告の文字を読んで意識を逸らす。「引越しは計画的に」。膀胱も計画的に管理すべきだった。額に汗。呼吸が浅い。0時20分、レベル9目前。もう数字を数えることでしか自分を保てなかった。

0時22分、レベル9。residual容量の見積もりが甘かったと後悔し始める。隣の乗客が缶チューハイを開ける音で本気で殺意が湧いた。液体音は、液体の存在を想起させます。0時28分、最寄り駅着。改札からトイレまで走った。個室に入った瞬間の解放感は、当社の年間表彰より確実に価値があった。手を洗いながら鏡を見たら、化粧の下でも分かるくらい顔色が変わっていた。結論、23時以降の水分摂取は200ml以下に制限すべき。以後徹底している。

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