排泄物語

遠征夜行バスでSA休憩に乗り遅れかけた膀胱の記録

投稿者: 推し色ペンライト1分で読めます閲覧 4283.5(2件)

地方公演の遠征で夜行バス(4列シートの安いやつ、トイレなし)に乗った時の話です。23時新宿発、翌朝6時着。5時間と48分の戦いですね。

トイレなしバスの掟は「SA休憩2回を絶対に逃すな」なんですが、わたしは1回目の休憩(1時半)を寝過ごしました。推し活の疲れで爆睡してて、起きた時にはもう次の休憩は4時。ここからが本当の地獄でした。

2時に尿意で目が覚めて、残り2時間をどう耐えるかの算段が始まります。寝れば忘れるかと思ったら、バスの振動って絶妙に膀胱に響くんですよ(設計した人、絶対わざとじゃないけど恨む)。濃い尿意が下腹部に固い感触として残る。冷や汗が首のうなじにじんわり出てくる。

カーテンの隙間の高速の灯りを数えたり、推しの新曲の歌詞を1番から順に脳内再生したり(バラードは水が流れる音の描写があって逆効果でした)、あらゆる手段で気を紛らわせました。でも3時半すぎると、内ももに力が入らなくなって、膝をぎゅっと閉じたまま微動だにできない状態に。このあと30分、本当に30分が勝負だった。

とうとう4時のSAに滑り込みました。バスが停まる前からシートベルト外して臨戦態勢だったの、多分運転手さんにはバレてます。トイレまでの50メートルを競歩の選手みたいな動きで進んで、無事セーフ。限界まで行ったけど、堪えた。戻ってから買ったホットのお茶が美味しくて、でも飲むとまた詰むので一口で我慢しました。こういう時の一口の幸福感、異常ですよね。

次の遠征から3列トイレ付きに課金することを誓った夜でした。開場前に疲れ果ててるオタク、大体バスで負けた女です。あの夜行バス、もう乗んない。トイレ付きなら倍払ってもいい。推し活ってそういうもの。

― この話は、これにて ―

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掲載されている話は、読者投稿・創作をもとにした読み物(フィクション)です。実在の人物・団体・場所とは一切関係ありません。

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