壇上の合唱コンクル
中学3年の秋、私は市民ホールの大きなステージの上に立っていた。合唱コンクールの最中だった。 最初の異変は、私たちのクラスの番が来る直前、舞台袖での軽い尿意だった。 「歌い終わるまであと15分。それくらいなら我慢できる」 そう自分に言い聞かせ…
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中学3年の秋、私は市民ホールの大きなステージの上に立っていた。合唱コンクールの最中だった。 最初の異変は、私たちのクラスの番が来る直前、舞台袖での軽い尿意だった。 「歌い終わるまであと15分。それくらいなら我慢できる」 そう自分に言い聞かせ…
初夏の午後、全校生徒が体育館に集められた生徒総会でのことだ。私は板張りの冷たい床に体育座りをしながら、長引く質疑応答の時間をやり過ごしていた。 ……その時、二つ隣の列に座っていた女子生徒が目に入った。 年齢は16歳、高校2年生。ブレザーを脱…
高校3年の冬の朝、私はいつもの通学路を走っていた。 最初の異変は、家を出てから10分ほど経った頃の、下腹部を突き刺すような尿意だった。 「学校のトイレまであと少しだから我慢しよう」 そう思って自転車を漕いでいたが、学校の手前にある開かずの踏…
高校2年の初夏、私は5時間目の退屈な選択授業を受けていた。 最初の異変は、授業が始まって20分ほど経った頃の、下腹部への鋭い刺激だった。 「次の休み時間まであと30分もある……」 昼食に食べた辛いラーメンが、極度に冷房の効いた教室の中で牙を…
秋の週末、午後2時過ぎの静まり返った模試会場でのことだ。私は浪人中の身で、プレッシャーに満ちた教室の端の席で受験していた。 ……その時、斜め前の席の女子生徒が目に入った。 年齢は17、8歳だろうか。紺色のブレザーに、チェックスカトの制服。髪…
冬の放課後、午後5時を過ぎて薄暗くなった化学準備室でのことだ。私は理科の教員として、赤点を取った生徒の再テストの監督をしていた。 ……その時、目の前に座っていた女子生徒が目に入った。 年齢は16歳、高校1年生。ブレザーの下にベージュのカーデ…
冬の放課後、午後4時半を過ぎた冷え切った教室でのことだ。数学の再テストで合格点を取るまで帰れない居残り授業が行われていた。 ……その時、窓際の席に座っていた女子生徒が目に入った。 年齢は16歳くらいだろう。ブレザーの下に灰色のカーディガンを…
遅秋の冷たい風が吹き付ける月曜日の朝、全校集会でのことだ。私は校庭の退屈な校長先生の長い話を聞きながら、早く終わらないかと地面を見つめていた。 ……その時、斜め前に並んでいた女子生徒が目に入った。 年齢は14、5歳の中学生だろう。セーラー服…
秋の文化祭前日の夜、午後7時過ぎの飾り付け作業中の教室でのことだ。ほとんどの生徒が帰宅し、居残った数人でアーチの制作を行っていた。 ……その時、脚立の上で作業していた女子生徒が目に入った。 年齢は17歳。制服のシャツの上にキャラクターものの…
早春の冷え込みが厳しい朝、卒業式の予行演習が始まる直前の体育館でのことだ。椅子に整列させられた生徒たちの間には、緊張した沈黙が流れていた。 ……その時、私の斜め前に座っていた女子生徒が目に入った。 年齢は18歳、高校3年生。リボンをきっちり…
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